ハヤテの視点
お久しぶりです。ヨッシーです。いつもご愛読ありがとうございます。
更新するペースはまちまちですがこれからもよろしくお願いします。
僕がカイと会ったのは、僕が4才の時のことだ。両親に連れられて公園に遊びに行った時、自分と同じくらいの子供が父親とボールで遊んでいるのを見かけた。
僕はその親子を羨ましく感じた。というのも、自分の父親は会社を経営していて、父親と遊んでこなかったからだ。
その日は珍しく父親の仕事の予定が空いて、家族そろって久しぶりの楽しいお出かけになるはずだった。僕は両親が忙しいので、いつも絵本を読んだり、勉強したりと大人しく家で時間を過ごすことが多かった。家の外にあるものが僕にとっては全て新鮮なものだった。
始めて何かしたいという好奇心に駆られた僕は欲求のままに体を動かしていた。僕は目の前でボールで遊んでいる子からボールが離れた瞬間、ボールに向けて手を伸ばした。
(自分も父親、母親とボール遊びをしたい)
すると、体の中心から何かが動くのが分かった。次の瞬間、勢いよくその何かが手に急速に集まるのを感じ取った、僕は次に何が起きるのか怖くなって目を閉じた。勢いよく何かが解き放たれる感覚があって、俺は放たれたと同時に尻餅をついた。
「パンッ!」
何かが破裂する音がした。
「おい、ここは市街地の真ん中だぞ、なんて事しやがるんだ」
大人たちが叫んでいるのが聞こえた。尻餅をついた自分も何が起こったのか知りたいと思い、立ちあがろうとした。
すると、自分を支える身体の節々が何かを失ったかのように軋む音がして足を上手く踏ん張れず、転びかけた。次の瞬間、誰かに支えられて転ぶのを免れた。自分の父親である黄瀬宗二が駆け寄ってきて、支えてくれたのだった。
そして、声かけた。
「あとはお父さんたちに任せてハヤテは休んでいなさい」
俺は使用人に連れられて、乗ってきた車で一息ついていると気づいたら次の日の朝になっていた。




