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グラウヴァル・シリーズ

祝福の日

最終エピソード掲載日:2026/10/26
灰壁暦三一三年、卯月。春の議は終わった。裁きも、白塔への護送も終わった。それでも錆び釘亭のカウンターの脇には、去年の師走から置きっぱなしの樽がある。札には『着任祝いに。見たものを口に出さない、三人へ。 A』。
三人がそろわない。隊長は祝福の日の警備に、組合長は北の請負と人集めに、上町の夫人は去年と違う捧げ物に追われている。店の隅では、北の村から来た女が、麦酒一杯で閉店まで座り、陳情の返事を待っている。膝の上には、布にくるんだ白木の割符。
酒場番、隊長、組合長、上町の夫人。四つの持ち場から見た、祝福の日までの八日間。
グラウヴァル・シリーズの第七話。この話だけでも読めます。

※この作品は「Romancer」(ボイジャー)にも重複して掲載しています。縦書き版はこちら。
https://r.voyager.co.jp/epm/e1_708552_24102026035500
第1章 樽の札
2026/10/24 19:00
第2章 木札の壺
2026/10/24 19:10
第3章 行列の道
2026/10/24 19:20
第4章 上町の朝
2026/10/24 19:30
第6章 割符
2026/10/24 19:50
第7章 倉の前
2026/10/24 20:00
第8章 城壁の歌
2026/10/26 19:00
第9章 三本の釘
2026/10/26 19:10
第12章 捧げ物
2026/10/26 19:40
第13章 客
2026/10/26 19:50
第14章 祝福の日
2026/10/26 20:00
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