悪役令嬢のはずが、悪役になる前に剣聖になっていた
最新エピソード掲載日:2026/04/19
帝国三大公爵家の一つ、アルトヴァイス公爵家に生まれた公爵令嬢レオノーラは、五歳の時に高熱で前世を思い出した。
前世の自分は、乙女ゲーム好きの平凡な社会人。
そしてこの世界は、昔遊んだ乙女ゲームの舞台であり、自分は皇太子の婚約者となった末、卒業パーティーで断罪・投獄される悪役令嬢――らしい。
しかし、細かいシナリオはほとんど覚えていない。
覚えているのは、自分がろくでもない目に遭うということだけ。
ならば答えは一つ。
「断罪されても困らないくらい強くなればよろしいのでは?」
そうしてレオノーラは、婚約話も社交もそっちのけで剣と魔法の修行を開始。
無属性の身体強化魔法しか使えないにもかかわらず、ひたすら鍛え続けた結果、巨大な大剣を背負う剣聖級の公爵令嬢へと成長してしまう。
しかも愛剣は、元は訓練用の無骨な大剣だったものを再鍛造に再鍛造を重ねた末の怪物剣。
素材となる竜骨を得るために竜まで倒し、ドワーフたちの悪ノリで魔鋼や竜骨、果てはオリハルコンまでぶち込まれた、とんでもない一振りである。
本人はあくまで破滅回避のために備えているだけ。
なのに周囲は、気高い、強い、恐ろしい、頼もしすぎると勝手に勘違いしていく。
これは、乙女ゲームのシナリオを完全に無視して突っ走る、
悪役にすらなっていない最強公爵令嬢の物語。
前世の自分は、乙女ゲーム好きの平凡な社会人。
そしてこの世界は、昔遊んだ乙女ゲームの舞台であり、自分は皇太子の婚約者となった末、卒業パーティーで断罪・投獄される悪役令嬢――らしい。
しかし、細かいシナリオはほとんど覚えていない。
覚えているのは、自分がろくでもない目に遭うということだけ。
ならば答えは一つ。
「断罪されても困らないくらい強くなればよろしいのでは?」
そうしてレオノーラは、婚約話も社交もそっちのけで剣と魔法の修行を開始。
無属性の身体強化魔法しか使えないにもかかわらず、ひたすら鍛え続けた結果、巨大な大剣を背負う剣聖級の公爵令嬢へと成長してしまう。
しかも愛剣は、元は訓練用の無骨な大剣だったものを再鍛造に再鍛造を重ねた末の怪物剣。
素材となる竜骨を得るために竜まで倒し、ドワーフたちの悪ノリで魔鋼や竜骨、果てはオリハルコンまでぶち込まれた、とんでもない一振りである。
本人はあくまで破滅回避のために備えているだけ。
なのに周囲は、気高い、強い、恐ろしい、頼もしすぎると勝手に勘違いしていく。
これは、乙女ゲームのシナリオを完全に無視して突っ走る、
悪役にすらなっていない最強公爵令嬢の物語。
第1話 悪役令嬢は学院へ向かう前に大剣を背負う
2026/04/16 23:21
(改)
第2話 五歳の私は、断罪される前に鍛えることにした
2026/04/16 23:35
(改)
第3話 訓練用の大剣を見た私は、これだと思った
2026/04/16 23:41
第4話 公爵令嬢として、優雅に応じてみせますわ
2026/04/16 23:47
(改)
第5話 目立たないようにしていたはずなのに、もう手遅れかもしれませんわ
2026/04/16 23:51
第6話 皇太子殿下と目が合ったので、とりあえず気配を消してみましたわ
2026/04/16 23:57
第7話 わたくしは静かに入学したかっただけなのに、なぜ武芸棟に呼ばれておりますの
2026/04/17 00:02
(改)
第8話 三本でいいと言われましたけれど、その三本で済めばよろしいのですけれど
2026/04/17 00:36
第9話 放っておいてほしいのに、なぜか向こうから距離を詰めてまいりますの
2026/04/17 00:41
第10話 素敵でしたわ、と言われましても、わたくしは平穏が欲しいだけですの
2026/04/17 00:47
第11話 自己紹介くらい静かに終えたいのに、その願いすら高望みですの?
2026/04/17 00:51
第12話 よりにもよって初日の教室で、その話題を出しますの?
2026/04/17 00:58
第13話 竜も単騎で斃せぬ方は、わたくしの伴侶候補として下の下ですわ
2026/04/17 01:09
第14話 婚約を遠ざけるための条件のはずでしたのに、なぜ火種が増えておりますの?
2026/04/17 01:13
第15話 婚約を潰したいわたくしと、なぜか面白がっている殿下では、最初から噛み合うはずがありませんわ
2026/04/17 03:24
第16話 午後の武芸を避けたい気持ちはございますけれど、避けた瞬間に負けた気もいたしますの
2026/04/17 10:15
第17話 来週の実力測定が決まった時点で、静かな学院生活という夢はだいぶ遠のきましたわね
2026/04/17 10:20
第18話 少し残りなさいと言われた時点で、静かに帰れるとはもう思っておりませんわ
2026/04/17 10:24
第19話 ドワーフたちから手紙が来た時点で、穏やかな内容であるはずがございませんわ
2026/04/17 10:31
第20話 来週の見せ方を考え始めた時点で、わたくしもだいぶ戦闘態勢に入っておりますわね
2026/04/17 10:34
第21話 朝から上級生に呼び止められた時点で、静かな一日の可能性はほぼ消えましたわね
2026/04/17 10:41
第22話 帝国騎士団で変な人気があると聞かされた時点で、わたくしの知らないところで話が大きくなっておりますわね
2026/04/17 10:46
第23話 静かな学院生活は難しくても、どう騒がしくするかを選べるなら、まだこちらの勝ち筋はございますわ
2026/04/17 10:50
第24話 朝の応接間に騎士団の若手がいる時点で、穏やかな一日の気配は完全に消えましたわね
2026/04/17 10:55
第25話 やはり情報が回るの、早すぎませんこと?
2026/04/17 10:59
第26話 やはり、向こうも本気で準備しておりますのね
2026/04/17 11:03
第27話 やるなら勝ち筋を作るしかございませんわ
2026/04/17 11:09
第28話 今度は何が増えますの、と問うた時点で、たいてい増えるのは面倒事だと相場が決まっておりますわ
2026/04/17 11:12
第29話 誰かの物語のためではなく、自分の意思のために立つと決めた以上、あとは積み上げるだけですわ
2026/04/17 11:17
第30話 見られていることに気づかないまま言葉を交わせる相手がいるのは、少しだけ救いかもしれませんわ
2026/04/17 11:23
第31話 誰かの期待に応えるつもりはなくても、確認には答える――それなら、少なくともわたくしの側に主導権が残りますわ
2026/04/17 14:07
第32話 いよいよですわね、と口に出さずに思えた時点で、わたくしの中でも覚悟は決まっておりますわ
2026/04/17 14:12
第33話 誰かの期待に応えるためではなく、自分の意思を守るために勝ちに行くのなら、もう迷っている暇はございませんわ
2026/04/17 14:15
第34話 確認ですわね、と言い合った時点で、もう互いに逃げる気がないことだけは分かっておりますわ
2026/04/17 14:19
第35話 ようやく一つ返しましたけれど、向こうがそれで終わる気などないのも分かっておりますわ
2026/04/17 14:23
第36話 学院の応接室に呼ばれた時点で、ただの授業後の話で済むはずがないと分かっておりますわ
2026/04/17 14:28
第37話 ようやく流れがこちらに寄ってきたと思った矢先に、次は殿下の方から動かれるのですから、本当に油断できませんわ
2026/04/17 14:37
第38話 剣ではなく、言葉と視線と沈黙で整える戦場だとしても、やること自体は結局あまり変わりませんわ
2026/04/17 14:49
第39話 剣を持たぬ戦いだとしても、整えるべきものが言葉と距離に変わるだけで、やること自体はあまり変わりませんわ
2026/04/17 16:05
第40話 来る場所を間違えておりませんこと、と本気で思いましたけれど、あのドワーフたちはたぶん場所より目的を優先するのでしょうね
2026/04/17 16:12
第41話 今度こそゴルドたちの番ですわね、と言った以上、あの工房で何を見せられても今さら驚かないつもりで参りますわ
2026/04/17 16:22
第42話 次の段階じゃと言われた時点で、ろくでもなくも魅力的な何かが待っているのはもう確定しておりますわ
2026/04/17 16:27
第43話 非常に魅力的ですけれど非常に面倒でもございますわね、と言った時点で、だいたいわたくしはもう半分くらい乗せられておりますわ
2026/04/17 16:32
第44話 昼飯の前にもう一つだけ見せるものが増えたと言われた時点で、その“もう一つ”が全然軽くないことくらい分かっておりますわ
2026/04/17 16:37
第45話 かなり面倒ですけれど、前へ進む種類の面倒だと分かっている時のわたくしは、たぶん少しだけ機嫌がよろしいのですわ
2026/04/17 16:42
第46話 やはり止まってはくれませんのね、と呟いた時点で、だいたい次に来るのは少し急ぎで少し面倒で、しかも放っておけない類の話ですわ
2026/04/17 16:47
第47話 止まってはくれませんのねと思った直後に、さらに種族間外交級の素材話まで増えるのですから、本当にわたくしの人生は落ち着きませんわ
2026/04/17 18:21
第48話 やはり少し早かったかもしれませんわねと思いましたけれど、沈黙で肯定した時点で、もう誤魔化しきれないところまで来ておりますわ
2026/04/17 18:27
第49話 落ち着かないままでも前へ進めるのなら、今はそれで十分ですけれど、十分だからといって穏やかになるとは限りませんわ
2026/04/17 18:30
第50話 心当たりがあってそれが嫌な方向の顔ですわねと言われた時点で、だいたい次に来る相手は、こちらの予想を裏切らない種類の面倒ですわ
2026/04/17 19:50
第51話 講義も前へ進む種類の面倒ですわねと思えた以上、あとはその場で何を残し何を残さないかを、きっちり選ぶだけですわ
2026/04/17 19:55
第53話 新しい種類の面倒が綺麗に形を持った以上、あとはその面倒を失礼のない文面へ落とし込むだけですけれど、それが一番神経を使いますわ
2026/04/17 20:06
第55話 ゴルド殿がこれを見て機嫌よく第一案へ集中してくださると助かりますけれど、たぶんそう簡単には済まないのでしょうね
2026/04/17 20:23
第56話 信義が増えるのは悪いことではございませんけれど、それに伴って背負う意味まで増えていくのですから、本当に気は抜けませんわ
2026/04/17 20:30
第63話 悪くはございませんわと言った以上、今の断星をきちんと使いこなしたうえで森へ向かわなければ、あの遠い到達点の話など軽々しく聞いた意味がなくなってしまいますもの
2026/04/17 21:51
第64話 断星と共に今のわたくしをお見せいたしますと言った以上、森の中で雑な真似をして、友の前で剣の名を軽くするわけにはまいりませんわ
2026/04/17 22:22
第65話 自分が本当に一つ先へ進んだのだと理解した直後に学院へ戻るのですから、落差というものは本当に容赦がございませんわ
2026/04/17 22:00
第66話 全部が揃っているわけではなくても始められるだけは揃っている、と思った翌朝に限って、だいたい余計な噂まで揃ってしまうのは本当にやめていただきたいですわ
2026/04/17 22:23
(改)
第67話 雑な神話よりきちんとした現実をお見せしませんとと決めた翌日ですのに、演習というものは本当にこちらの都合よく整ってはくれませんわ
2026/04/17 22:23
第69話 前より少し高度な面倒ですと言われましたけれど、高度になったということは、結局わたくしが考えることも増えたという意味ですから、手放しで喜べる話ではございませんわ
2026/04/19 02:24
第72話 誰とでもどう成立させるかの段階ですねと言われましたけれど、そんなもの簡単にできるなら最初から苦労しておりませんわ
2026/04/19 02:58
幕間 レオノーラが貰って喜ぶものが分からない問題
2026/04/19 03:10
幕間 公爵家の家族会議 レオノーラに贈るものが実用的すぎて、令嬢に贈る品としてだいぶ間違っている気がするのに、本人はたぶん本気で喜んでしまうのが一番困る
2026/04/19 03:21
(改)
幕間 騎士服が欲しかったレオノーラ
2026/04/19 03:26
幕間 レオノーラは帝国騎士団服だから駄目なのだと解釈し、公爵騎士団服を極秘で仕立て上げる
2026/04/19 03:31
(改)
幕間 レオノーラ、ついに騎士団服に見えないという建前で帝都の服飾屋に騎士服を注文して受け取る
2026/04/19 03:37
幕間 第2回公爵家家族会議 レオノーラが完全武装すると、何をどう見ても剣聖にしか見えない件について、もはや領地内であれば許可するしかないのではという、だいぶ後ろ向きな結論に至るまで
2026/04/19 03:53
幕間 レオノーラ、父の「帝都の街中と、学院の周辺は駄目だ」との発言を受け、学院内なら問題ないと言質をとる
2026/04/19 04:02
第76話 休暇に入った瞬間に実務服へ着替えるのは、さすがに少し早い気もいたしますけれど合理的ですわ
2026/04/19 10:47
幕間 公爵領騎士団長、ついに公爵騎士団総長服を仕立てて献上し、父はもう諦めるしかなかった件
2026/04/19 10:56
第77話 休暇初手から工房へ向かうのですから、静かな始まりとは最初から縁がなかったのでしょうね
2026/04/19 11:00
第78話 次は森ですけれど、笑われるかどうかより先に風と視線の抜け方を見られそうなのが実にあちららしいですわね
2026/04/19 11:08
第79話 夏は始まったばかりですのに、工房で整え森で削った次は家の中で報告会なのが実にわたくしらしいですわね
2026/04/19 11:09
第80話 山で地竜が暴れているのですから、さすがに今回は実務服ではなく公爵騎士団の服を着て行けとお父様も仰いますわね
2026/04/19 11:15
第81話 地竜討伐ですけれど、崩れる山で一番面倒なのは竜より地形の方かもしれませんわね
2026/04/19 11:20
第82話 地竜との戦いで久しぶりに本気を出しましたけれど、山まで斬れてしまったのは少し反省が必要かもしれませんわね
2026/04/19 11:32
第83話 地竜を討ったあとですのに、山と戦果と報告の整理まであるのですから本当に休暇ではございませんわね
2026/04/19 11:36
第84話 地竜を討ったあとですのに、帰ればお父様への報告とお母様の確認が待っているのですから気が抜けませんわね
2026/04/19 11:41
幕間 ゴルド、断星に対して大満足する。レオノーラが地竜ごと山を斬り、それでも本気の斬撃に耐えたのだから鍛冶師としては本望でしかない件
2026/04/19 11:46
幕間 帝国騎士団長、皇帝陛下の名を添えて、レオノーラへ名誉職として帝国騎士団総長就任を依頼する
2026/04/19 11:53