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毒を啜るなら黒百合(ダークリリィ)と共に

作者:3色あんこ
最終エピソード掲載日:2026/11/01
王太子アシュレイン・ボルシギアナと、その婚約者ヴェルシェリア・ポインセット。

誰もが羨む理想の王太子と、美しく聡明な公爵令嬢。
互いを深く愛し、誰よりも王国の未来を憂う2人には、決して人には明かせない秘密があった。

それは、王国を蝕む悪を闇の中で裁く秘密組織──|黒百合《ダークリリィ》の存在。

王と王女、商人、騎士、僧侶、少女、そして王を守る剣。
それぞれ異なる力と過去を持つ5人の仲間を従え、2人は貴族たちの不正や王宮に渦巻く陰謀を暴いていく。

けれど、真実を追うほどに明らかになるのは、腐敗した権力者たちの罪だけではなかった。

王の死によって成就するという謎の言葉。
王宮に潜む裏切り者。
そして、王位継承を揺るがしかねない秘密。

正義を掲げるだけでは救えない者がいる。
罪を暴くために、自らもまた罪を犯すことがある。

それでも2人は、決して互いを手放さない。

たとえ世界が2人を怪物と呼ぼうとも。
たとえその愛が、王国さえも犠牲にしかねないほど歪んでいようとも。

「ならば、共に毒を啜ろう。君だけに罪を背負わせるつもりはない」

答えが欲しいなら、その心の中に巣食う怪物をさらけ出し、我が王に祈り捧げよ。

闇に咲く毒花──|黒百合《ダークリリィ》

貴殿がその毒を啜るのならば、黒百合と共に。
その息の根が止まるまで、見届けよう。
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