↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

小室泰六(SHERLOCK)― Londonの遺恨、夢の中の十三番目の鐘

作者:東曌
最終エピソード掲載日:2026/10/18
小室泰六(SHERLOCK)― Londonの遺恨、夢の中の十三番目の鐘

「十三回目だ……鐘が、もう一度……」

明治の東京・神田。探偵・小室泰六は、奇妙なうなされ声を上げていた。

相棒の和田進一に起こされた泰六は、悪い夢でも見たのかと尋ねられ、ゆっくりと口を開く。

それは、霧深いロンドンの夢だった。

名探偵シャーロック・ホームズと、その友人であり記録者でもあるジョン・H・ワトソン博士。二人のもとに浮かび上がったのは、十年前に起きた一人の男の失踪事件だった。

閉ざされた書斎。暖炉のそばに残された片方だけの手袋。そして、夜の静寂を破った十三番目の鐘。

時計が十二回鳴るのは当然のこと。しかし、十三回目の鐘など、本当に存在したのだろうか。

当時の捜査では、男は自ら姿を消したものと考えられていた。だが、証言には説明のつかない食い違いがあり、事件は完全な解決を見ないまま、十年の歳月に埋もれていた。

夢の中で事件を追い直すホームズは、かつての自分の推理にも疑いの目を向ける。

正しいように見える説明と、証明された真実は同じではない。

十三番目の鐘が告げるのは、失踪した男の行方なのか。それとも、十年間、誰かが胸の奥にしまい続けてきた遺恨なのか。

明治神田の探偵が夢に見た、霧のロンドンの事件。

これは、時代を越えて語られる、もうひとつのシャーロックの物語である。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。