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猫のオアシスへようこそ ~異世界保護猫カフェの日常~

作者:せん猫
最新エピソード掲載日:2026/08/04
2027年、日本にいた美帆が扉の先で出会ったのは、異世界へ転移した保護猫カフェ「ねこオアシスオハナ」だった。

そこには、さまざまな事情を抱えた猫たちが暮らしている。

初対面のお客様の膝へ乗る21歳のクッキー。右目を失っても人を信頼するテプ。8匹の一家を静かに見守る母猫リリー。そして、人には近づけなくても、怖がる猫たちには寄り添える福。

猫は言葉で過去を語らない。

なぜ人を怖がるのか。
なぜごはんを食べないのか。
なぜ触れようとすると逃げるのか。

それでも、表情やしぐさ、食事や排泄の小さな変化は、猫が懸命に伝えている言葉なのかもしれない。

新しい猫の保護、感染症検査、病気や怪我のケア、高齢猫の介護、譲渡と1か月のトライアル。そして、ときには避けることのできない別れ。

美帆は猫たちと過ごしながら、保護することは、ただ命を助けることではないと知っていく。

怖がる猫が初めて目の前でごはんを食べた日。
触れられなかった猫が、そっと尻尾を寄せてきた日。
新しい家族のもとへ送り出した猫が、再びオハナへ帰ってきた日。
そして、大切な命を腕の中で見送る日。

そのすべてが、猫と人が家族になっていく時間だった。

一方、世界各地から来た転移者たちは、地球では同じ瞬間に姿を消しながら、異世界では異なる時代と場所へたどり着いていた。

なぜ彼らは呼ばれたのか。
なぜ猫たちまで異世界へ来たのか。
白い猫と古い扉は、何をつなごうとしているのか。

体長1メートルほどもあるケットシーのデンは、何かを知っているようだが、肝心なことは話してくれない。

世界の謎が少しずつ動く日も、猫には毎日のごはんと清潔なトイレ、安心して眠れる場所が必要だ。

これは、特別な力で猫を救う物語ではない。

目の前にいる1匹の猫をよく見て、その声にならない思いを受け取り、今日できることを積み重ねていく物語。

異世界の保護猫カフェ「ねこオアシスオハナ」で紡がれる、猫と人の、優しくて少し切ない日常。
猫カフェの扉
2026/08/01 20:00
帰る場所
2026/08/01 20:00
新しい家
2026/08/01 20:00
お仕事
2026/08/02 20:00
大家族
2026/08/02 20:00
保護された黒猫
2026/08/02 20:00
老猫クッキー
2026/08/02 20:00
18歳のハル
2026/08/04 20:00
猫だけの場所
2026/08/04 20:00
休日
2026/08/04 20:00
日本人以外の人
2026/08/04 20:00
里親になりたい
2026/08/04 20:00
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