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『うちの新人、AIなんですけど。』~営業部長の俺が、人工知能に仕事を教えることになった~

作者:松本 俊介
最終エピソード掲載日:2026/10/12
営業部長の黒田は、ある朝、部下の高橋から妙な報告を受けた。
「部長、今日から新人が一人入ります」
「誰だ?」
「AIです」
「……人間は?」
「いません」

こうして営業部に配属されたのは、営業支援AI《アシスト》。

顧客情報の整理、営業成績の分析、訪問先の提案。
新人とは思えない正確さで仕事をこなしていくアシストに、黒田たちは次第に驚かされていく。
だが、AIが優秀になればなるほど、黒田には一つの疑問が浮かんできた。
「じゃあ、人間は何をすればいい?」

効率、売上、利益。
数字だけを見れば、AIの答えはいつも正しい。

しかし、会社には数字だけでは測れないものもある。
顧客との信頼。
部下の成長。
失敗から得た経験。
誰かと一緒に働くということ。

やがてアシストは、営業部だけでなく会社全体のデータを分析するようになる。
そしてある日、AIは経営陣に対して、とんでもない結論を提示した。
「社長を交代させるべきです」
AIは間違っているのか。
それとも、人間が見ないふりをしていた「正しい答え」なのか。

AIが答えを出す時代に、
人間は何を「答え」にするのか。

これは、営業部長と一人の新人AIが過ごした、少し変わった半年間の物語。
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