↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

あぁ、しかしそれは夢なのか

ちにうえるもの

作者:lilhytte
最新エピソード掲載日:2026/10/24


「ロミナンス・イコレット。我々が選出した1人だ。君の指揮下に居る者で間違いないな?大佐」


 渡されたファイルに挟まれた奇妙な経歴の束。
記憶から思い出すのは、全てを諦めた様な目付きの男。
しかし同時に、諦めるとは程遠い男でもある。


「我が基地に所属している事に間違いありません」
「では次だ。率直に聞こう、大佐。英雄とはなんだ?」


 英雄。
功績を残した。名を残した。影響を与えた。
普遍的な表現か?
だが、この部屋に居る者の求めるものではないな。


「愚行が噛み合っただけの運が良い奴。それが私の考える英雄です」
「そうか、大佐。では、英雄は人の意図によって生み出せると考えるかね?」


 意図的に英雄譚を創り上げる計画か。
虚像であれば、今までに何度も情報戦の果てとして生まれて来たが . . .
しかしそれは、本当の意味で英雄とは言えない。
本物を用意しろ、我が身はそう言われているな。


「伝え方を変えよう、大佐。ロミナンス・イコレット。彼を次期戦争に於いて、我が国の英雄に仕立てよ。
それがこの場に居る者の総意であり、君への命令だ」


 それは、何とも難題を渡されたものだ。
この我が身は、彼の上官であるというだけの不運に振り回されるのか。


「承りました」
「では頼んだぞ。必要な手駒は君の指揮下に移動させる。有効に活用したまえ」


 手駒、とな。 この我が身もその一つに過ぎない。
だが奴はそれ以上に、だな。
イコレット、どうやら貴様も我が身も、相当に運が悪い様だな?




1
2026/08/22 04:10
2
2026/08/22 04:10
3
2026/08/22 04:10
4
2026/08/22 04:10
5
2026/08/22 04:10
6
2026/08/22 04:10
7
2026/08/22 04:10
8
2026/09/19 04:10
9
2026/09/19 04:10
10
2026/09/19 04:10
11
2026/09/19 04:10
12
2026/10/24 04:10
13
2026/10/24 04:10
14
2026/10/24 04:10
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。