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夢幻の王と箱庭の国 〜病弱で一歩も動けない大商会の御曹司ですが、暇つぶしに「夢の世界」で街を作ったら、勇者も魔王も俺の常連客になっていた〜

作者:天音天成
最新エピソード掲載日:2026/08/03
前世は過労死したVRMMOのゲームマスター。

転生した先は異世界の大商会「アストラル商会」の末っ子御曹司「ユメジ・アストラル」——だったが、生まれながらに莫大な魔力を宿した体は、動かすだけで激痛が走る「星辰魔力過多症」に冒されており、ユメジは今日も辺境の豪華な別荘で、ベッドの上にいた。

でも——夜になれば、話は別だ。

「暇だから、夢の中に喫茶店でも作るか」

GMとしての本能のまま作り始めた「夢の国」は、俺の膨大な魔力を動力源に、本物の仮想現実空間として機能し始める。来てくれた客には前世の知識で作った料理を振る舞い、そのバフ効果は現実にも引き継がれる。

最初の客は——鬱気味の女勇者と、重圧に疲れた若き魔王だった。

翌朝、ステータスが倍増していることに気づいた二人は「あの店はヤバい」と毎晩通い詰め、口コミ(魔力波長)で次々と来訪者が増えていく。聖騎士、エルフ女王、神獣、魔族の将軍——現実では殺し合う者たちが、夢の中ではサウナ仲間になり、ダンジョンを攻略し、正体も知らずに親友になっていった。

「敵国の王も兵士も、夜になれば俺の国の常連客」——戦わずして世界を征服する、究極のおもてなし箱庭ファンタジー。
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