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魔法を捨てた次期公爵は、図書館の令嬢に恋をする

作者:莉璃翠
最新エピソード掲載日:2026/09/26
王立学園に通う伯爵令嬢、オリビア・エヴァンス。

彼女が何よりも好きなのは、華やかな社交界でも恋愛でもなく――魔法研究だった。

ある日、王立学園の図書館で魔導書を読み漁っていたオリビアは、魔法書を手に取る一人の青年と出会う。

政治学科に所属する上級生、ルーカス・フォン・ローゼン。

金髪碧眼の美しい青年でありながら、彼もまた魔法をこよなく愛していた。

ただし、彼には一つの事情があった。

ルーカスは、公爵家の嫡男。
将来は公爵家を継ぎ、王国の政治を担うことを期待されている。

だからこそ、好きだった魔法を諦め、政治を学ぶ道を選んでいた。

けれどオリビアは、そんな彼に何気なく告げる。

「好きなら、続ければいいじゃないですか」

その言葉をきっかけに、二人は図書館で魔法研究を始める。

身分も立場も気にせず、ただ「魔法が好き」という気持ちで繋がっていく二人。

しかし、ルーカスには次期公爵として避けられない婚約問題が待っていた。

王宮から届く婚約候補の知らせ。
侯爵令嬢との縁談。
そして、古代から封印されていた謎の魔法式。

研究を重ねるほど、二人の距離は近づいていく。

やがてオリビアは、自分がルーカスを特別な存在として想っていることに気づく。

けれど彼女は伯爵令嬢。

彼は次期公爵。

身分も、背負う責任も違う。

それでも二人は、それぞれの夢も立場も捨てることなく、自分自身の未来を選ぼうとする。

魔法を愛する伯爵令嬢と、魔法を諦めかけていた次期公爵。

王立学園の図書館から始まった二人の関係は、やがて恋へと変わっていく――。
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