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重い過去と影を背負いし大剣使い『に見えるだけの凡人』、災害級ヒロインたちを雲らせてしまう 〜渋おじ転生〜

最新エピソード掲載日:2026/08/22
俺はMMORPG『クロノ・クロニクル』の、とあるモブキャラに夢中だった。
常にバカでかい巨剣を背負い、重たい過去を滲ませ、意味深なことだけ言って立ち去る渋いイケオジ。
それが俺の推し、『シブ・スギータ』だ。

ある日、俺は目覚めるとシブ・スギータになっていた。
意味がわからない。
しかもすぐ近くで、ウェイってる青年たちが幼女を虐めてるじゃないか。

『ここは魔神様が封印された神殿跡、暴れないでっ』
『魔王よ、死すべし! エクスカリバアアア!』
『分からず屋の勇者めっ! デッドリィ・ポイズン!』

最古の遺跡。それは頂上決戦に相応しい舞台。
そんな激戦のど真ん中に、俺——尋常じゃない渋さをまとった中年が、平然と現れてしまった。

『ふう、これが俺の身体(うつわ)か……』

『『!?』』

身体の具合を確かめていると、ウェイ青年と角アリ幼女の双方が同時に硬直する。

『ま、まさか、僕たちの戦いで……封印が、解けた……?』
『魔神様を目覚めさせた、みたい……?』

ただの凡人は奇跡的な偶然が重なり、様々な大物たちから恐れられ、激動の時代を渡り歩く。
 
『やれやれ……古傷が、うずくな……(虫歯)』

その態度は「多くを失ってもなお、戦場に立ち続ける歴戦の男」と誤解され……そんな生き様(ロールプレイ)が、異種族ヒロインたちを大いに曇らせてゆくのであった。

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