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冥府庁調査課シリーズ

冥府庁調査課file.2『雨が止むとき、人形は眠る』――石川・金沢編

作者:秋初夏生
最終エピソード掲載日:2026/10/12
秋雨の金沢で、雨の日に突然意識を失う人が相次いでいた。

調査のため現世へ派遣されたのは、冥府庁調査課の神崎イサナと黒野アイリ。

初めて訪れる金沢に少し浮かれる神崎をよそに、二人はひがし茶屋街で奇妙な噂を耳にする。

――夜になると、老舗の人形店「蓮月堂」の人形が増えている。

昨日まではなかった顔。
いつの間にか変わっている並び。
そして、人形が増え始めた頃と重なるように起きた、雨の日の意識不明事件。

二つの出来事を追ううちに、神崎とアイリは、人形に残された過去と、それを手放せずにいる人々の想いへ辿り着いていく。

残すことは、忘れないことなのか。
手放すことは、忘れてしまうことなのか。

秋雨の金沢を舞台に、死者と生者の間に残された「心残り」を辿る、冥府庁調査課の出張記録。

※シリーズ作品ですが、本作単独でもお読みいただけます。
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