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それのどこが悪い!?

作者:山田りく
最終エピソード掲載日:2026/09/11
「どうして、大人は私の気持ちを勝手に決めるの?」

図書館で出会った青年・天黄道慧太郎と、哲学について語り合う少女・一六立揺花里。

二人は毎週のように言葉を交わし、やがて揺花里は慧太郎を「恋人」と呼ぶようになる。

けれど、大人たちはその関係を「恋」とは呼ばなかった。

未成年者の意思。
保護。
正義。
倫理。
心理。

揺花里が「自分で選んだ」と叫ぶほど、彼女の言葉は「本人には理解できていない」と解釈されていく。

そして慧太郎は、五年の刑に服すことになる。

――五年後。

成人した揺花里は、再び慧太郎の前に立つ。

五年間、彼女は何度も自分の気持ちを疑った。
壊れて、自分を見失い、それでも自分の足で生きながら、少しずつ自分を取り戻していった。

そして最後に残ったものは、たった一つだった。

昔も、今も。

私は、慧太郎が好き。

ならば今度は、誰にも決めさせない。

「あなたは?」

過去の罪か。
依存か。
倫理か。
社会正義か。

そんなものは、昔はあった。

――では、今は?

自分の気持ちを、自分の言葉で語るために。

これは、「正しい答え」を探す物語ではない。

一人の人間が、自分の意思を取り戻すまでの五年間と、その先の物語。

【作者からの切実なお願い】
4話まで読んでください!
この作品、4話から面白くなります。
1~3話が微妙なのは……作者も自覚しています
でも、ここを削ると後半が成立しません。
4話から、物語の見え方がガラッと変わります。
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