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電気街の羊に狼の牙はあるか ~全面改稿版~

作者:YOUKAN
最新エピソード掲載日:2026/11/04
 『人間らしく生きろ』——その言葉に縛られた少年。

 『どう生きても人間なのにね』——そう言ってくれた少女。

 彼らが出会ったとき、離島のラボで封印されていた記憶と物語が動き始める。

 高校二年の蒼瀬瑞穂は、親友・樫沢が慕う先輩に頼まれ、スマッシュ・アニキDX(通称デラ)のオフ会を主催することになった。

 二〇年以上前の対戦ゲーム。人なんか集まるはずもない。

 だが、その先輩・ケンはぞろぞろと、若者を引きつれて現れた。

 蒼瀬に銃口を突きつけ、彼は静かに言った。

 「妹の人生がかかってる。俺と来てくれ」

 「ダチならともかく、他人なんざ知るかよ」

次の瞬間、弾け飛んだドアが、蒼瀬に向かって飛んでくる。
当たれば即死。それを助けたのは、まさかのケンさん。

入り口に仁王立ちの少女は言った。

「じゃまするえ……うわ、イヌくっさ」

 異形に姿を変えた連中が、少女たちに襲い掛かる。

 閃く鉤爪、部屋を焦がす紅蓮の炎。

 歴史の陰で太古から続く『生きた金属』を巡る闘い。

『選ぶしかねえんだ。綺麗なままで運命を受け入れるか……血にまみれてでも抗うか』

 封じた過去が蒼瀬に叫ぶ。

 『自分をキライなままでいたくない』

 羊は非力なまま己の運命に牙を剥く……大切な人と自分を救うために。

 現代の忍者活劇、ここに開幕!
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