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銃と鉤爪とネコミミ ~デラに理解があるなら、半魚人でも構わない~ 7

公募用の作品なので、申し訳ありませんが、ガンガン改稿が入ります。


PV稼ぎするつもりじゃありませんが、もし内容が繋がらないってなったら、前に戻ってみてください。


完成してから載せればいいじゃんって話ですが、その通りです。

申し訳ありません。

(´;ω;`)




 僕とカッシ―は目を合わせて肩を竦めた。


「それやめい。京都でチョロついとる、アメ公みたいでムカつくわ」


 雪さんの方を見ると、意外な事に口をへの字にして、大きくうなずく。


 カッシーはデカイ手のひらを向けてハンズアップ。


「ワリィ……いや、なんも隠すことなんかねえもん。あの人、応援団の大先輩なんだ。狂った部活だったから、繁華街で片っ端からマナーの悪い奴らに喧嘩売らされてさ。『世直し』とか言ってよ」


「部活ちゃうやん」「なんで退学にならないんですか……」


「だから、最初に殴らすんだよ。名目はボランティアだから、学校も頭抱えてたけど……そん時、酔っ払いにドライバーで脇腹刺されて死ぬとこだったんだ。それまで酒飲みながら笑ってたケンさんが、一瞬でその入れ墨ジジイを八割殺しにしてくれたから、今生きてる」


「……何回聞いても、ケンさん命の恩人には聞こえないぞ? あ、オレンジジュースはこのコです」


「子ども扱いしないでくれるかな? おばさん、手、震えてる! こぼれますよ?」


「お盆ごと引き取りますよって……四角いん、アンタ、GTAやったら真っ先にハジかれそうな見てくれやねんから、話の内容、気ィつけよし。マル暴飛んでくんで」


 雪さんが、小さく手を上げて提案した。


「黒ねえ。四角いのん、とか失礼だよ。ちゃんと名前で呼ばなきゃ」


 雪さんが最初にブッ込んだ、『四角いひと』ならイイのかな?


 誰もツッコまないから、微妙な間が出来た。


「えっと、じゃあ雪から。不動雪、高校二年生です」


「「えっ、俺らと同級生!?」」


「『え?』ってなによ、言うと思ったけど! アオくん、決め付けしないって言ったくせに!」


「え! なんで僕のあだ名知ってんの!?」


「白! 脳みそ読んだらアカン言うたやろ!」


「ヘンな能力つけんな! だって、店長さんアオガラスって呼んでたもん!」


「……マジでアオの頭、覗いたんかって思った……樫沢旺次郎。ダブってるから高校二年」


 小夜が顔をしかめて、吐き捨てた。


「そげな事、言わんでよろし……不動小夜。高校二年や」


「蒼瀬。高二。下の名前はキライだから勘弁して……あのケンって人とは、今日が初対面。妹助けるのに僕の身体が必要だって……断ったけど」


 今度は、小夜と雪さんが顔を見合わせてから、僕らを見た。


 「ボンズ。なんか、心当たりないんかえ?」


 ……ないこともない。


 けどそれは、『アイツラ』にしかいうつもりはなかった。


 今までは。

 

 「わからない。ただ……」


 僕の顔をみたカッシーがそれに気づいたのか、椅子の背から身を起こして、素早く二人を見た。


 その気配に気づいたのか、小夜と雪さんも表情を固くする。


「僕も色々とフツーじゃないんだ。何があってもおかしくないと思ってる」


「……さよか」


 「……さっきも言ったけど、雪たち、メールで誘き出されたの」


 雪さんが、指を折って話を整理し始めたことに驚いた。


 僕に興味はなくても情報は欲しいはずだ。この二人も、かなり詮索ぎらいなんだな。


「魔は雪たちを狩りたがってるし、雪たちは魔を狩るのがお仕事だから。そして、ケンって人は、妹の為に、アオくんの血を欲しがっている」


「……そうなの?」


 寄り目で、自分の指を見つめていた雪さんが、あわてて手を振った。


「あ、今のナシ。雪の勝手な推測だから」


 小夜が痛みを堪える顔で呻く。


「……白。口チャックしときなはれ」

 

 僕は笑って言った。


「ほんそれ。雪さん、ダダ洩れすぎ」


「もうっ、アオくんまでバカにするの!?」


「まあまあ。オレもアオもなんも聞いてねえし」


 カッシーがとりなすと、小夜が呆れたように言った。


「アンタら……ウチらに興味なくても、情報は欲しいやろ?」


 僕は手を叩いて大笑いしてしまった。


「マジかよ? 僕とおんなじこと考えてたんだ」


 僕は何を期待したんだろう? つい雪さんを見てしまう。


 思ったとおり、呆然と僕を見ていた。


「雪も不思議に思ってた……樫沢さん、なんでそんな顔してるんです?」


「……アオ。今日はどうしちまったんだ? 俺の前でも滅多に笑わねえのに」


「せやね。『ボク』っていうツラやないのに……なんや、地雷踏んだんかえ?」





不定期ですが、とにかくがんばります。


お付き合いいただけたらありがたいです。

( ;∀;)

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