銃と鉤爪とネコミミ ~デラに理解があるなら、半魚人でも構わない~ 8
公募用の作品なので、申し訳ありませんが、ガンガン改稿が入ります。
PV稼ぎするつもりじゃありませんが、もし内容が繋がらないってなったら、前に戻ってみてください。
完成してから載せればいいじゃんって話ですが、その通りです。
申し訳ありません。
(´;ω;`)
「おねえちゃん! ごめんね、アオくん」
……ったく、ズケズケ言ってくれるぜ、京都オンナ。
カッシーがニヤニヤしながら僕に言った。
「まあ、悪口じゃねえよな? 事実だし」
「カッシーまで言う? ……事実だけど」
思わずと言ったカンジで、吹き出す小夜。
「くっそ……まあ、堪忍え」
褐色に輝く脚を組み換え、犬歯を剥き出しにして笑う小夜。
「アンタら大阪モンにしたら、マシやね? 特別に二点やるわ」
「「ひっくう」」
「……うそ」
呆然とした声の方を見ると、雪さんが目を見開いていた。
「黒ねえが、他人に一点以上つけるなんて……」
え……そうなの?
「まあ、これ以上話してもしゃあないね。ボンズ、ケンってヤツ、また来るで。どうすんの?」
「あ、あの……雪たちも、あの人には用があるの。だから、えっと……」
僕は静かに言った。
「僕、スマホ持ってないんだ」
雪さんが言葉を飲み込む。
傷ついた顔に、みるみる涙が盛り上がった。
小夜が柳眉を逆立て、立ち上がる。
さっき、低級魔に母親をディスられた時よりブッチギレた眼で唸る。
「ボンズ、よくも……」
「ウソだったら、デラやめる」
その言葉に、二人とも目を見開いた。
カッシーが顔を顰めてぼやいてみせた。
「オマエ、ちゃんとそこまで言わねえから、ダチも彼女も出来ねえんだろ……お断りにしか聞こえねえっての」
カッシーの気遣いに心の中で感謝しながら、続けた。
「でも、家でネットは繋がってる。メアドとディスコードで良ければ、教えるよ」
「おまっ……」
立ち上がったカッシーが、目ん玉をこぼれんばかりに見開いた。ちょっとうれしそうな顔してる。
「俺と紅坂以外に……どうしちまったんだよ?」
ポカンとしてカッシーを見上げている二人。ディスコードは、ゲーマーが使うLINEみたいなアプリだ。
「だって……」
コイツラ、いくらでも逃げれるのに、僕達と店長に謝ってた。
カッシーが留年してるって聞かされても、同情しなかった。
僕は多分笑ってたと思う。
雪さんがそれを見て、赤くなってた理由はわからないけど。
「この二人……イイから」
◇◇◇
『蒼瀬側は何かあれば、報告する。姉妹側は、何か分かれば報告する』
と言う事で話がついた。
僕は一人暮らしなんだけど、小夜が『野宿でもエエから、どっかお寺か神社に泊まりよし』と言ってくれた。
知り合いがお寺をやってるから、しばらくはそこで暮らすと言ったら安心してくれた。
何度も振り返って、両手を振ってくれる雪さんと、一度も振り返らない小夜。
僕らはそれを、店の前で見送る。
手を振ってるカッシーが言った。
「なあ……あの二人」
その続きは言わなくても分かった。
彼女たちは、ダイケンの関係者だ。
「うん……でも」
霞のかかった記憶の向こう。
どんな手管を使っても、探れなかった『アイツラ』の行方。
僕は手を振りながら、ぽつりと言った。
「アイツラ三人とも……男だったんだよな」
不定期ですが、とにかくがんばります。
お付き合いいただけたらありがたいです。
( ;∀;)




