銃と鉤爪とネコミミ ~デラに理解があるなら、半魚人でも構わない~ 4
公募用の作品なので、申し訳ありませんが、ガンガン改稿が入ります。
PV稼ぎするつもりじゃありませんが、もし内容が繋がらないってなったら、前に戻ってみてください。
完成してから載せればいいじゃんって話ですが、その通りです。
申し訳ありません。
(´;ω;`)
「ちょ、待ちよし、撤退の一択やろ!?」
半笑いで僕のパーカーを掴む小夜。華やかな香りがして、びっくりした。
僕は廊下を振り返り、扉のなくなったさっきの部屋を一瞥する。
「あの状態で? できるわけないだろ、ここの店長知り合いなんだぞ?」
モニターは軒並みひっくり返って、長机もほとんどが、壊れてるか焼け焦げてる。
救いは、低級魔ってヤツはすべて跡形もなく消えたし、配信ブースなんかは無事な事。
「そうだけどっ……! 黒ねえ、ダイケンが払ってくれるんだよね? ね?」
涙目で、小夜の腕を揺する雪……さん。もげてしまわないか、ちょっと気になった。
「……せやね」
「どこ見てんのよう!」
最後尾のカッシ―が、青い顔で札束を見る。
「……足りるかな? モニターはともかく、扉の交換……壁と床の張り替えって幾らするんだ?」
僕は自信を持って言い切った。
「モニター一五台と長机、壁は防音設備とかじゃないし、床の張替えも一部だ……直すだけなら一五〇万くらいだろ」
ぽかんと見上げる、小夜を見た。雪さんは怖いから見ないようにした。
「カッシーに感謝しろよ? スプリンクラー作動してたら、部屋全体が水浸しだったぞ……あ、店長」
エレベーターの開く音に前を見ると、青い顔した中年男が立っていた。
「警報が鳴っては消え、の繰り返しだったから、一回目は無視したけど……なんでドアがないんだ、あおガラス?」
あおガラスは、僕のハンドルネームだ。
あわててカッシ―と並び、直角まで頭を下げた。
「釈明させてください、お願いします!」
◇◇◇
酢漬けの苦虫をかみつぶしたような顔で、さっきの部屋を見回す店長。
組んだ指をすり合わせ、上目遣いで店長の様子を伺う小夜。小柄な店長と同じくらいだけど、女子としては平均より大きい。
「銃で脅されてるとこ、助けてもらったんなら、しゃあないか……もうわかったから、下ろして」
ぐずってる雪さんが、頭上に持ち上げていたカッシーをそっと地面に立たせた。
怖いもの知らずの相棒が、冷や汗まみれになってるのを見て、額を押さえる店長。
「そんでもって、そこの黒髪のコは火を噴くってか……オマエラが『ウソだったらデラやめる』って言うくらいだから、そうなんだろな」
小夜が恐る恐る口をはさむ。
「のど渇くし、あんまやりとないけど、アルコールあったら……テキーラでも」
「いらん。スティーブが、『水出たら、弁償出来なくなる!』って叫んでくれたんだろ? 感謝しろよ」
「すんません……」「ごべんなさい……」
スティーブは、カッシーのハンドルネーム。四角いドットで構成された、某クラフトキャラに似てるとこから来てる。
「……もういいよ。不問にする」
「「「「……へ?」」」」
目を丸くしてるぼくたちに、店長が疲れた顔で言った。
「そのケンってヤツ、契約の時にデポジットで二〇〇万預けてるんだ。太客キタ! とか思ったんだけどな……」
険しい顔で、カッシーの持ってる札束を見下ろす。
「警察も呼ばない。言い方アレだけど、関わりたくないから。スティーブ、責任感じてるなら、その金ソイツに突き返しといて」
不定期ですが、とにかくがんばります。
お付き合いいただけたらありがたいです。
( ;∀;)




