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深淵の符呪師 ヨグソトースの落とし子

作者:ケロン藤野
最新エピソード掲載日:2026/07/16
物語紹介

平凡な三十代会社員だった八木二郎は、仕事帰りにアパートの階段から転落し、そのまま命を落とした。

次に目を覚ますと、そこは自分の知る日本ではなかった。

降魔戦争を経験し、ダンジョンが日常となった並行世界の日本。

そして二郎自身も、人間ではなく――外なる神ヨグ=ソトースの血を引く「モフモフ獣人型ヨグ=ソトース」として転生していた。

目覚めた場所は、奥多摩にある名門・八木家本家。

新たな身体には尻尾に宿る副脳「ダニッジ」が存在し、魔法や世界の知識を授けながら、ときに師匠、ときに相棒として二郎を支えていく。

しかし、この世界では魔法は人類の敵である邪神や魔物の力とされ、魔法使いは討伐対象である。

ヨグ=ソトースの落とし子である二郎は本来魔法を扱える存在だが、その力が知られれば探索者協会や国防軍、八王子軍警から危険人物として追われることになる。

そこで二郎は、自らの正体を隠し、人類を救った技術「符呪術」を武器に生きることを決意する。

舞台は、世界有数のダンジョン都市・八王子。

探索者協会、八王子軍警、国防軍、在日米軍、環太平洋同盟軍、中華連合軍、そして闇市場「魚人街」やPK集団など、数多くの勢力がダンジョン利権を巡って激しく争う巨大都市。

二郎は探索者として素材を集め、希少な符呪師として武器や魔道具を製作しながら、表社会と裏社会を渡り歩いていく。

だが、その先には八木家に隠された秘密、行方不明となった兄弟、そして世界の裏側で静かに進む「ヨグ=ソトース降臨計画」が待ち受けていた。

これは、一人の平凡な会社員が、異形の姿で新たな人生を歩みながら、仲間と出会い、陰謀に立ち向かい、世界の真実へ迫っていくダークファンタジーである。

笑いあり、冒険あり、陰謀あり。

そして、クトゥルフ神話の深淵へと繋がる壮大な物語が、今、幕を開ける。
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