見なくても、次はあなたです――捨てた動画が紙になって届くまで
最終エピソード掲載日:2026/09/10
映像編集会社で働く二十七歳の雨宮澪は、差出人のない動画を受け取った。
そこに映っていたのは、三日前に不審死した女性の最後の夜。そして映像の末尾には、まだ生きている澪自身の後ろ姿があった。
削除しても届く。スマートフォンを捨てれば古い携帯電話へ、回線を切ればパソコンへ、すべての機械を手放せば封筒に入った連続写真として。
映像を見た者だけが死ぬのではない。見なくても、捨てても、誰かに渡しても、選ばれた者の夜は少しずつ前の犠牲者の映像へ近づいていく。
澪は映像に残された小さな違いを記録し、刑事、記者、遺族たちと連鎖を追う。しかし分かるのは、止め方ではなく、次の死がどのように近づくかだけだった。
送り主も、選ばれる理由も、最後まで名乗らない。これは、到着だけが確かな記録の物語。
そこに映っていたのは、三日前に不審死した女性の最後の夜。そして映像の末尾には、まだ生きている澪自身の後ろ姿があった。
削除しても届く。スマートフォンを捨てれば古い携帯電話へ、回線を切ればパソコンへ、すべての機械を手放せば封筒に入った連続写真として。
映像を見た者だけが死ぬのではない。見なくても、捨てても、誰かに渡しても、選ばれた者の夜は少しずつ前の犠牲者の映像へ近づいていく。
澪は映像に残された小さな違いを記録し、刑事、記者、遺族たちと連鎖を追う。しかし分かるのは、止め方ではなく、次の死がどのように近づくかだけだった。
送り主も、選ばれる理由も、最後まで名乗らない。これは、到着だけが確かな記録の物語。
再生していない動画
2026/07/26 07:30
七分四十三秒
2026/07/26 07:30
複製できない記録
2026/07/26 07:30
玄関の人数
2026/07/26 07:30
削除済み
2026/07/26 07:30
撮影された裏口
2026/07/26 07:30
見なかった夜
2026/07/26 07:30
父親の拒否
2026/07/26 07:30
記事になる前
2026/07/26 07:30
知らない女
2026/07/26 07:30
名前のない通勤客
2026/07/26 07:30
届くことだけは止められない
2026/07/26 07:30
存在しない客室
2026/07/27 07:30
大庭の選択
2026/07/27 07:30
閉じた金属箱
2026/07/27 07:30
午前二時十七分の呼び出し
2026/07/27 07:30
妻に届いた写真
2026/07/27 07:30
見ていない証言
2026/07/27 07:30
椅子だけが倒れる
2026/07/27 07:30
十三枚目
2026/07/27 07:30
次の背中
2026/07/27 07:30
保護という名の部屋
2026/07/27 07:30
死亡時刻のずれ
2026/07/27 07:30
視聴は条件ではない
2026/07/27 07:30
北原麻衣の三日間
2026/07/28 07:30
消された相談記録
2026/07/28 07:30
最初ではない女
2026/07/28 07:30
古い掲示板
2026/07/28 07:30
四年前の縮小画像
2026/07/28 07:30
遺族の鍵
2026/07/28 07:30
保存しない約束
2026/07/28 07:30
声のない二秒
2026/07/28 07:30
同じ夜ではない
2026/07/28 07:30
模倣する者
2026/07/28 07:30
本物にだけない音
2026/07/28 07:30
記事を閉じる日
2026/07/28 07:30
三人目の記者
2026/07/29 07:30
公開前の死者
2026/07/29 07:30
偽物の七分四十三秒
2026/07/29 07:30
残った底音
2026/07/29 07:30
見分けられる恐怖
2026/07/29 07:30
削除依頼
2026/07/29 07:30
遺族たちの部屋
2026/07/29 07:30
名前を伏せる理由
2026/07/29 07:30
次を探す人々
2026/07/29 07:30
写真の角
2026/07/29 07:30
曲がらない紙
2026/07/29 07:30
差出人の指紋
2026/07/29 07:30
指紋の持ち主
2026/07/30 07:30
死後に触れた封筒
2026/07/30 07:30
古い携帯電話
2026/07/30 07:30
充電されない電池
2026/07/30 07:30
圏外の着信
2026/07/30 07:30
交換した番号
2026/07/30 07:30
店頭の展示機
2026/07/30 07:30
新品の中の死者
2026/07/30 07:30
圧縮形式の年代
2026/07/30 07:30
十三年前の規格
2026/07/30 07:30
廃棄場の受信音
2026/07/30 07:30
燃え残った画面
2026/07/30 07:30
最後の電子機器
2026/07/31 07:30
紙へ移る夜
2026/07/31 07:30
連続写真
2026/07/31 07:30
印刷されなかった紙
2026/07/31 07:30
郵便局にない消印
2026/07/31 07:30
十二枚の順番
2026/07/31 07:30
裏返した映像
2026/07/31 07:30
見る者を決めない
2026/07/31 07:30
母の押し入れ
2026/07/31 07:30
幼い澪の写真
2026/07/31 07:30
同じ折り目
2026/07/31 07:30
写真屋の証言
2026/07/31 07:30
薬品の匂いがない
2026/08/01 07:30
暗室のない町
2026/08/01 07:30
封筒の通り道
2026/08/01 07:30
配達員の空白
2026/08/01 07:30
受領印だけがある
2026/08/01 07:30
不在票のない荷物
2026/08/01 07:30
鍵の内側
2026/08/01 07:30
机の引き出し
2026/08/01 07:30
燃やした灰
2026/08/01 07:30
灰の下の一枚
2026/08/01 07:30
切り刻んだ順番
2026/08/01 07:30
裏面の時刻
2026/08/01 07:30
紙は増えない
2026/08/02 07:30
一組だけ残る
2026/08/02 07:30
末尾の人物
2026/08/02 07:30
顔ではなく場所
2026/08/02 07:30
間違えた保護対象
2026/08/02 07:30
赤い傘の女
2026/08/02 07:30
傘を持たない日
2026/08/02 07:30
映り込んだ制服
2026/08/02 07:30
同じ駅の三人
2026/08/02 07:30
誰が次なのか
2026/08/02 07:30
追うことで近づく
2026/08/02 07:30
見失った十五分
2026/08/02 07:30
別の町の死亡記事
2026/08/03 07:30
遅れて届いた映像
2026/08/03 07:30
前後した連鎖
2026/08/03 07:30
死亡後の受信
2026/08/03 07:30