↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
PR

『ラストシーンは神アングルで。』〜死んだら契約終了、遺品はスタッフが美味しく回収します〜

作者:うちの猫
最終エピソード掲載日:2026/09/28
ダンジョン配信が世界中を熱狂させる時代。凄腕カメラマンの千歳薫は、駆け出しの冒険者を華々しいスターへと仕立て上げ、その戦いを誰よりも美しく、誰よりも刺激的に撮影することで莫大な金を稼いでいた。

だが、彼女たちが本当に狙っているのは冒険者の成功ではない。

病気の母を救うために命を懸ける少年も、夢を抱いてダンジョンへ挑む少女も、薫たちにとっては視聴者を熱狂させるための「商品」にすぎなかった。冒険者を人気者へ育て、視聴者に愛着を持たせ、そして最も絶望的な瞬間に死なせる。その最期を最高の“神アングル”で生配信することこそが、彼女たちの作り上げた最悪のビジネスだった。

薫もまた、人の死をレンズ越しに眺めながら、それを当然の仕事として受け入れていた。

しかし、偽りの優しさを演じ、何人もの冒険者と時間を過ごしていくうちに、彼女の中に少しずつ計算では説明できない感情が残り始める。

そしてある日、薫の前に現れたのは、彼女を心から慕う故郷の少女・澪だった。

いつもなら次の「最高のラストシーン」を考えるはずの薫が、その少女にだけは思ってしまう。

――この子だけは、死なせたくない。

けれど、人の命を金に変えてきた者たちが、そんな裏切りを許すはずもない。

仕組まれた罠の中で、薫は初めてカメラを向ける側ではなく、大切な誰かを救う側へと立たされる。

これは、人の最期を撮り続けてきた女が、たった一人の未来を守るために、自分が作り上げてきたすべてに刃を向ける物語。

そして最後に彼女のレンズへ映るのは、これまでで最高の悲劇なのか。それとも、誰も撮ったことのない奇跡なのか。
城ヶ崎 湊編
宇佐美 紬編
小鳥遊 澪編
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。