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十の幸い ― 七日ごとの奇跡と、人の心をあらわにする失われた聖なる書

作者:CBR
最新エピソード掲載日:2026/08/14
世界各地の九十六人が、ほぼ同じ時間帯に同じ夢を見た。

白い衣の者は告げた。

――七日後、最初の幸いが始まる。

最初に起きるのは、世界中の誰もが理解できる一つの「清い言語」。
そして七日ごとに、損なわれた知力の回復、病と体の障害の消失――人類の常識を覆す「幸い」が次々と現実になっていく。

その始まりを世界へ伝える役目を負ったのは、ノースカロライナ州に暮らす三十五歳のエリック・ウィルソン。
人前で話すことさえ容易ではない、吃音を抱える男だった。

奇跡は人を救う。
だが、政治も経済も宗教も、奇跡が起きる前と同じではいられない。

しかも「幸い」は、人間から選ぶ自由を奪わない。
奇跡が増えるほど、人が何を信じ、何を守り、どちらを選ぶのかが、かえってあらわになっていく。

そして十の幸いの先には、人類が失ったと思われていた「聖なる書」が待っていた。

けれど、本当に失われていたものは――その書そのものなのか。

これは、奇跡を待つ物語ではない。
奇跡が本当に起きた世界で、人間がどう生きるのかを描く物語。
プロローグ 七日後
2026/08/11 22:20
第1章 ハレルヤ
2026/08/11 22:30
第2章 九十六人
2026/08/11 22:40
第3章 清い言語
2026/08/12 06:00
第4章 取り残された人々
2026/08/12 12:00
第5章 五十分
2026/08/12 18:00
第7章 荒野に水が
2026/08/13 12:00
第9章 触れた手
2026/08/14 06:00
第10章 書かれていること
2026/08/14 12:00
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