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洋食店の音羽さん──10年、ふたり、この店で、

作者:pp
最新エピソード掲載日:2026/06/16
「……店長。今すぐその、お店の準備やアタシたちの脳内を見物している『読者』という人たちを全員追い出してください。え、営業妨害です」
「え?『耳まで真っ赤になっている』!? 誰ですかそんなデマ書いたの!」
「……っていうか、店長、なんでニヤニヤしてるんですか、まかないに大量のタバスコ入れますよ!?」
小さな洋食店は今日も平和?である。

夫婦のようで、夫婦じゃない。
だけど、あの二人じゃないと絶対に回らない店──。

厨房を支える少しヘタレでプロな38歳独身の店長と、ホールを切り盛りする現実派32歳独身の従業員・音羽。

二人だけで守り続ける小さな洋食店は、今日も静かに営業中。

営業は昼と夜の開店時間。
 【けれど、本当に濃密な時間が流れるのは、その外側──】 

仕込み、まかない、閉店後。

10年一緒に働けば、言葉なんていらない。
好きな食べ物も、体調も、考えていることも、だいたい分かる。

 【だけど、肝心なことだけ、ずっと言えない──】 

恋人未満。家族未満。
でも、誰より近い。

これは“また明日”を10年積み重ねた二人の、少しだけ普通じゃない日常の物語。

  (※基本的に1話完結・1000〜2000字程度です)
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