二度目の人生では妃候補になりません
最終エピソード掲載日:2026/06/04
薬杯の底に沈んだ紫の澱を、彼女は一度知っている。
公爵令嬢オフィーリアは、妃候補の推薦状が届く朝へ戻った。
華やかな招きの先には、声を奪われた冬の恐怖が残っている。
今度こそ王宮を遠ざけるため、彼女は薬草院の門を叩く。
だが、施療のために届いた薬に、あの紫の澱が現れる。
冬白花の花束を携えた侯爵夫人も、彼女の前に現れた。
薬より先に、彼女の言葉を確かめる監督官がいた。
恐怖に黙るのか、手元の記録を信じるのか。
同じ薬はなぜ、選ばなかった道の先にも現れたのだろう。
公爵令嬢オフィーリアは、妃候補の推薦状が届く朝へ戻った。
華やかな招きの先には、声を奪われた冬の恐怖が残っている。
今度こそ王宮を遠ざけるため、彼女は薬草院の門を叩く。
だが、施療のために届いた薬に、あの紫の澱が現れる。
冬白花の花束を携えた侯爵夫人も、彼女の前に現れた。
薬より先に、彼女の言葉を確かめる監督官がいた。
恐怖に黙るのか、手元の記録を信じるのか。
同じ薬はなぜ、選ばなかった道の先にも現れたのだろう。
第1話 白塔の雪
2026/05/25 12:19
第2話 辞退届の署名
2026/05/25 17:16
第3話 母の帳面
2026/05/26 12:21
第4話 明礬紙の色
2026/05/26 17:28
第5話 初めての受領印
2026/05/27 12:20
第6話 配られなかった薬
2026/05/27 18:06
第7話 白樺小邸の鍵
2026/05/28 12:18
第8話 冬白花の香り
2026/05/28 18:12
第9話 二冊の受領帳
2026/05/29 12:18
第10話 冷めた茶と旧帳簿
2026/05/29 17:21
第11話 慈善を急ぐ声
2026/05/30 12:35
第12話 署名しない名
2026/05/30 17:10
第13話 第二の荷箱
2026/05/31 13:05
第14話 妨害者と呼ばれて
2026/06/01 12:18
第15話 法務官の封書
2026/06/01 12:18
第16話 声を失わない日
2026/06/01 17:59
第17話 母が拒んだ箱
2026/06/02 12:17
第18話 二つの帳簿
2026/06/02 18:06
第19話 慈善の代価
2026/06/03 12:18
第20話 選ばされる姪
2026/06/03 19:07
第21話 雪の日の記憶
2026/06/04 12:36
第22話 王宮の鑑定卓
2026/06/04 12:36
第23話 書面が告げること
2026/06/04 12:36
第24話 凍結された選定
2026/06/04 12:36
第25話 戻らない返事
2026/06/04 12:36
第26話 母の庭をひらく
2026/06/04 12:36
第27話 監督官ではない人
2026/06/04 12:37
第28話 分室長の名
2026/06/04 12:37
第29話 生きて越える夜
2026/06/04 12:37
第30話 私が選ぶ春
2026/06/04 12:37