↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

ヒューマノイド・ゾーイ Humanoid Zoe

作者:TOKI-HIROHIKO
最新エピソード掲載日:2026/09/19
 西暦2053年。ニューイヤーズ・デイ。アメリカのシリコンヴァレーにあるペースメイカー・エンタープライズ社の社長室で、今では芸術品となった人類初の高性能の人型ロボット『ヒューマノイド・ゾーイ』がお披露目をされる。これは昨年の9月に海に沈んだ東京の街の、開発者である科学者の私宅から陸揚げしたモノだ。
 それは西暦2020年の晩秋のことだ。科学技術を奨励して日本経済の再生を懸ける筑波のテクノポリスでは、マイクロメカニック社の梁瀬と森本の両博士によって人類初の高性能のヒト型ロボットの製造を進めていた。人のタッチに反応を起こすナーヴァス・システムの開発者である梁瀬博士は、自身の幼い娘をヒューマノイドの原型にすることを決めていた。
 一方、東京の湾岸地域では、若い女性の失踪事件が前年の夏場から始まっていて、すでに42人がその姿を消していた。日本は少子高齢化による労働者不足から移民の流入は止まらず、都市が虫食いのようにスラム化して、犯罪は複雑化していた。そこで政府は、海外での兵役経験者に限って私立探偵のライセンスを与え、拳銃の所持を合法化した。
 ある夜、私立探偵のTKOこと鬼方多生男は、湾岸警察の防犯課の滝川ロベルトと婦警の篠田冴に付き合って、深夜の警戒にあたっていた。すると、埠頭に近い倉庫街で二人の朝鮮系らしい男たちと出会して格闘し、高速艇が突如として現れて、篠田が攫われそうになったところをギリギリで救った。ところが滝川が銃撃を受け、意識不明の重体におちいった。
 オフィスのパートナーで、コンピュータ・ネットワークのプロで天才的ハッカーである在日中国人三世の孫大誠が、データベースを調査して、逮捕した男が韓国の警官や軍人でないことが判明する。それでも男たちには強度に訓練されていた。大誠のMIT(マサチューセッツ工科大学)時代の同級生で、TKOの信奉者でもある、韓国警察情報局の若きキャプテンのハン・ソンナムに、逮捕した男の情報を転送して、北朝鮮軍の工作員との照合を依頼した。
 当初、事件は、北朝鮮の拉致の再発かと思われた。ところが捜査が進展してゆくにつれて、事件が若くて健康な女性を標的にした、もっと複雑でおぞましい、猟奇的な組織犯罪であることが判明されてゆく。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。