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アルダシールと銀華~千年の時空を駆ける鬼と狐の恋物語

作者:秋津ネオ
最新エピソード掲載日:2026/08/14
 新秋津の路地の路地裏
 夜の帳が降りる頃、ひっそりと灯る古いレコード屋があった。
 店の名は「あっため屋」

 人生の黄昏を迎えた男は、針の止まった時計と古いレコードの調べに身を任せ、ただ静かに夜を重ねていた。

 その夜、街の喧騒が消え去り、秋津神社境内の神域からどこか異国の香りを孕んだ風が吹き抜けた。

 店の奥、セピア色の闇の中に、ひときわ美しい白い光が揺らめいていた。

 それは絹のような尾の軌跡を残しながら、人の形を取り、そっと男の肩に触れだした。

 冷たいはずの手のひらから伝わってきたのは、胸が狂おしくなるほどの懐かしい熱だった。

 一瞬にして男の視界は鮮やかな白に染まり、目の前には千年前の美しい海が広がっていた。

 どれだけ姿を変え、国を隔て、長い年月が流れようとも、魂に刻まれた約束だけは決して消えはしなかった。

 これは、永い眠りから目覚めた二人の、切なくも激しい千年の恋の物語。

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エピソード 101 ~ 111 を表示中
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