喜劇・魔切の渡し
これは演劇の舞台用に書いたシナリオです。時は現代で場所はあの「矢切の渡し」で有名な葛飾・柴又となります。ヒロインは和子。チャキチャキの江戸っ子娘で、某商事会社のOLです。一方で和子はお米という名の年配の女性が起こした某新興宗教にかぶれていてその教団の熱心な信者でもあります。50年配の父・良夫と母・為子がおり和子はその一人娘です。教団の教え通りにまっすぐ生きようと常日頃から努力しているのですが、何しろ江戸っ子なものですから自分を云うのに「あちし」とか云い、どうかすると「べらんめえ」調子までもが出てしまいます。ところで、いきなりの設定で恐縮ですがこの正しいことに生一本な和子を何とか鬱屈させよう、悪の道に誘い込もうとする〝悪魔〟がなぜか登場致します。和子のような純な魂は悪魔にとっては非常に垂涎を誘われるようで、色々な仕掛けをしては何とか悪の道に誘おうと躍起になる分けです。ところが…です。この悪魔を常日頃から監視し、もし和子のような善なる、光指向の人間を悪魔がたぶらかそうとするならば、その事あるごとに〝天使〟が現れてこれを邪魔(邪天?)致します。天使、悪魔とも年齢は4、50ぐらいですがなぜか悪魔が都会風で、天使はかっぺ丸出しの田舎者という設定となります。あ、そうだ。申し遅れましたがこれは「喜劇」です。随所に笑いを誘うような趣向を凝らしており、お楽しみいただけると思いますが、しかし作者の指向としましては単なる喜劇に留まらず、現代社会における諸々の問題点とシビアなる諸相をそこに込めて、これを弾劾し、正してみようと、大それたことを考えてもいるのです。さあ、それでは「喜劇・魔霧の渡し」をお楽しみください。
第一場 魔切の渡し場
始めに
2024/03/16 17:12
(改)
石跳ね遊び
2024/03/16 17:15
(改)
ゴン太と雅男
2024/03/16 17:22
悪魔登場
2024/03/16 17:24
お邪天に来た天使
2024/03/16 17:25
悪魔との契約
2024/03/16 17:27
取引すっぺえ
2024/03/16 17:28
第二場 和子の自宅
※第二場の説明(舞台設営等)
2024/03/16 17:35
(改)
和子に忸怩
2024/03/16 17:37
(改)
困る困子
2024/03/16 17:40
和ちゃん、縁起が悪いわ
2024/03/16 17:41
(改)
猛男?…あいつはダメだ
2024/03/16 17:42
和子宅にやって来た天使と悪魔
2024/03/16 17:44
(改)
家の中に上がり込む悪魔と天使
2024/03/16 17:45
(改)
良夫帰宅
2024/03/16 17:46
(改)
金子からの電話
2024/03/16 17:48
風呂に引きずり込まれる良夫
2024/03/16 17:49
(改)
男の三輪車
2024/03/16 17:50
(改)
何かうなりたくなった
2024/03/16 17:51
(改)
ヤッショオ マカショ
2024/03/19 01:32
(改)
天使と悪魔の約束
2024/03/19 22:55
(改)
風呂から上がる天使と悪魔
2024/03/20 00:09
(改)
良夫、湯船で気絶する
2024/03/21 00:03
(改)
悪魔の捨て台詞
2024/03/30 20:13
(改)
むむ、焼き肉とビールだな
2024/03/30 20:16
(改)
臨!VS 陣!
2024/03/30 20:18
(改)
第三場 和子の自宅と通り
あすなろ教〝一日一生〟
2024/12/21 23:26
(改)
金子登場
2024/12/29 20:52
(改)
お題目…南無翌檜(あすなろ)大蓄財
2025/01/02 13:41
(改)
お光様が危篤、和ちゃん病院に…
2025/01/05 17:58
(改)
あとには引かない(?)良夫
2025/01/09 15:43
(改)
キングギドラ猛男の登場
2025/01/09 20:27
(改)
あすなろ教の迫力
2025/01/10 16:49
(改)
(未定…)
2025/01/10 19:37