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なぜ婚約破棄してしまったのか、私はこの五年間、毎朝考えている

最終エピソード掲載日:2026/04/17
五年前、私は学園の卒業パーティで婚約者ヘンリーケを断罪し、追放した。母が差し出した証拠を疑いもせずに。

それから王宮の薬草園が枯れ、外交が滞り、私は王太子の地位を失った。

そして本日──建国二百年の祝賀会に、隣国の使節団が来た。宰相補佐の妻として紹介された銀髪の貴婦人は、私を見て、微笑んで、こう言った。

「初めまして、ライムント殿下」

──覚えていないのか。それとも、覚えていない振りをしているのか。
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