劣等騎士、追放ライフは剣精霊姫とともに

黒人（くろと）、五歳。彼は無理やり異世界に転移され、転移先の家族からクロエと名づけられる。しかし数年後、彼は転移先の家から捨てられた。
理由は劣等生、無能者だからだ。転移者より恩恵をもらうことを期待していた彼らはクロエに視きりをつけ、野に捨てた。
子供が一人でどうこうできるほど世界は優しくない。

クロエは世界に絶望し、死を覚悟━━するほど弱くなかった。
だから一人懸命に生き、そして一人の少女（見た目は）に出会った。
名前はリッカ。後にクロエの師匠兼精神的母親になる女性であり、世界最強クラスの実力者の証である【ナンバーズ】の一人でもある。
リッカはクロエを拾い、あらゆる戦闘技術をおしてた。
そしてクロエはようやく手にするのである。
この世界に住む者が誰もが持つ属性と力を。
しかしリッカは懸念した。
クロエはナンバーズに近い能力を持ちながらも特に親しい友人や知人が少ないのを。
このままでは彼は【ボッチ】になるのではないかを。
だから彼女は彼に提案━━命令した。
強制的に、半ば脅すような形で。

まったり異世界ファンタジー。
大幅修正中。

騎士科から武芸科に。