堅物騎士団長の魔力婚 ~ 旦那様、面倒なことはさっさとすませましょう ~
最新エピソード掲載日:2026/03/29
魔力の大きさが何よりも尊ばれるモンテリュー王国。
貴族男性は二十歳、貴族女性は十七歳になると、男性は爵位が高い順に、女性は魔力が高い順に、強制的に結婚相手を決められてしまう。
魔力婚と呼ばれるこの仕組みを、愛を引き裂かれたと嘆く恋人たちもいれば、面倒がないと喜ぶ者たちもいる。
美しい容姿と魔力にあふれた黒髪から「宵闇の妖精」とも名高い伯爵令嬢ルシー。彼女は後者だった。
魔力溢れる彼女は、名門公爵家嫡男、泣く子も黙るコワモテ騎士団長クレマンとの結婚が決まった。
結婚に手順や段階を踏むことなど無駄でしかないというルシーと、教会の教えに従い信頼と愛情を育むべきだというクレマン。
「さっさと子どもを作ってお互い自由に過ごしませんこと?」
「婚約期間は一年だ、信頼と愛と絆を深める時間が必要だ」
「効率的にいきましょう、旦那様。子どもができてしまえば、結婚は早めてもらえますわ」
「段階的にいく。まずはデートからだ」
「……はぁ、わかりました。最初のデートで手をつないで腕を組んでキスまで済ませましょう」
「おいっ」
破天荒な妖精姫と振り回される堅物コワモテ、だけど純情騎士団長。
しかし、ルシーが結婚に効率を求める理由を、クレマンはまだ知らない。
ルシーに残された時間は、あまりにも少ないのだということを──。
貴族男性は二十歳、貴族女性は十七歳になると、男性は爵位が高い順に、女性は魔力が高い順に、強制的に結婚相手を決められてしまう。
魔力婚と呼ばれるこの仕組みを、愛を引き裂かれたと嘆く恋人たちもいれば、面倒がないと喜ぶ者たちもいる。
美しい容姿と魔力にあふれた黒髪から「宵闇の妖精」とも名高い伯爵令嬢ルシー。彼女は後者だった。
魔力溢れる彼女は、名門公爵家嫡男、泣く子も黙るコワモテ騎士団長クレマンとの結婚が決まった。
結婚に手順や段階を踏むことなど無駄でしかないというルシーと、教会の教えに従い信頼と愛情を育むべきだというクレマン。
「さっさと子どもを作ってお互い自由に過ごしませんこと?」
「婚約期間は一年だ、信頼と愛と絆を深める時間が必要だ」
「効率的にいきましょう、旦那様。子どもができてしまえば、結婚は早めてもらえますわ」
「段階的にいく。まずはデートからだ」
「……はぁ、わかりました。最初のデートで手をつないで腕を組んでキスまで済ませましょう」
「おいっ」
破天荒な妖精姫と振り回される堅物コワモテ、だけど純情騎士団長。
しかし、ルシーが結婚に効率を求める理由を、クレマンはまだ知らない。
ルシーに残された時間は、あまりにも少ないのだということを──。
1. 効率的にいきましょう
2026/02/12 07:00
2. 身を任せてくださいませ
2026/02/12 07:00
3. やってしまった方が早いのに
2026/02/12 07:00
4. 抱いてください
2026/02/12 07:00
5. そのためにお前を買った
2026/02/12 07:00
6. この熱が伝わればいい
2026/02/15 07:00
7. なぐさめてくださいます?
2026/02/18 07:00
8. 先日のお返しです
2026/02/21 07:00
9. 昼は淑女、夜は娼婦
2026/02/24 07:00
10. あなただけは怯えないと言ったから
2026/02/27 16:00
11. 手だけじゃ、足りない
2026/03/02 07:00
12. 私たちにそんなもの必要ない
2026/03/05 07:00
13. どうせ手に入れられないのなら
2026/03/08 07:00
14. 慈悲を乞うなら
2026/03/11 07:00
15. その価値がまだ自分にある
2026/03/14 07:00
16. それはルシーなのだから
2026/03/17 07:00
17. 私をあきらめるなんて言わないで
2026/03/20 07:00
18.どれだけの犠牲を払っても
2026/03/23 07:00
19. 私はこの方を
2026/03/26 07:00
20. この世に残したい
2026/03/29 07:00