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深夜の理科準備室、あるいは『偽物の青』について

作者:マオ・ウミ
最新エピソード掲載日:2026/06/09
正義感の強い少女・サキは、小学校時代の親友であり、幼馴染のリンと卒業式の翌日以降連絡が取れなくなってしまう。
卒業式の日、二人で誓い合った「自分の色のままで、一緒にいるだけで、一人じゃ作れない景色が作れる」と言う言葉と、誕生石のサファイアのキーホルダーだけが残された。
裏切られた痛みを抱えたまま中学へ進んだサキは、孤独の中でユキという少女と出会う。
ユキはサキの弱さに付け入り、「あなたには武装が必要」とギャルとしての外見と価値観を与え、サキの正義感を「直感的な攻撃性」へと塗り替えていく。サキは次第にユキへ依存し、過去のリンとの思い出を「偽物」と断じられ、サファイアのキーホルダーも失ってしまう。

高校2年の秋、突然ユキが姿を消し、代わりに4年ぶりにリンが現れる。しかしリンの言動にはユキの影がちらつき、サキは「リン」と「ユキ」の境界を見失っていく。文化祭前夜、サキは準備の不備に気づき、深夜の学校へ戻る。同行したリンは、かつてのユキを思わせる冷徹さを帯びていた。

旧校舎の青い光の漏れる理科準備室に、二人は閉じ込められる。水槽、観察日記、謎の封筒、カードキー、モールス信号——まるで誰かが仕組んだかのような謎解きが続く。
はたして、二人はは脱出することができるのだろうか。
また脱出した先に待ち受けているものとは。

※この作品は「カクヨム」にも投稿してあります。
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