『婚約者の結婚式を任されたので、きっちり成功させて縁を切ります』
最終エピソード掲載日:2026/10/24
「君に、僕たちの結婚式を任せたい」
三年間、婚約者の伯爵家で夜会を切り盛りしてきたリネア。
けれど、渡された婚礼の依頼書に記されていた花嫁の名前は、彼女のものではなかった。
華やかな女性を妻に迎え、気の利くリネアには、これからも裏方を任せたい。
彼は、それが誰にとっても幸せな結末だと信じているらしい。
――私、まだあなたの婚約者なのですが。
婚約は解消。仕事は有料。式が終われば、お付き合いも終了。
そう条件を出すと、彼は渋々うなずいた。
初めて自分の名で引き受けた仕事。その準備で出会った会場主のエドガーは、リネアの働きに報酬を払い、仕事が終われば夕食に誘う。
「今日は何も頼まない。ただ、君と食事がしたい」
誰かの役に立たなくても、そばにいていい。
そんな時間に戸惑ううち、リネアの心は少しずつ変わっていく。
一方、元婚約者は、結婚式の後も彼女が自分を支え続けるつもりでいて――。
結婚式は、必ず成功させます。
あなたのために働くのは、それで最後です。
三年間、婚約者の伯爵家で夜会を切り盛りしてきたリネア。
けれど、渡された婚礼の依頼書に記されていた花嫁の名前は、彼女のものではなかった。
華やかな女性を妻に迎え、気の利くリネアには、これからも裏方を任せたい。
彼は、それが誰にとっても幸せな結末だと信じているらしい。
――私、まだあなたの婚約者なのですが。
婚約は解消。仕事は有料。式が終われば、お付き合いも終了。
そう条件を出すと、彼は渋々うなずいた。
初めて自分の名で引き受けた仕事。その準備で出会った会場主のエドガーは、リネアの働きに報酬を払い、仕事が終われば夕食に誘う。
「今日は何も頼まない。ただ、君と食事がしたい」
誰かの役に立たなくても、そばにいていい。
そんな時間に戸惑ううち、リネアの心は少しずつ変わっていく。
一方、元婚約者は、結婚式の後も彼女が自分を支え続けるつもりでいて――。
結婚式は、必ず成功させます。
あなたのために働くのは、それで最後です。
第1話 花嫁の欄には、知らない名前
2026/10/24 08:20
第2話 婚約者ではなく、依頼主として
2026/10/24 09:20
第3話 私の名前でお願いします
2026/10/24 10:20
第4話 花嫁が知らなかったこと
2026/10/24 11:20
第5話 お役に立たない夕食
2026/10/24 12:20
第6話 お願いには、お値段があります
2026/10/24 13:20
第7話 選んでもらうのを、やめました
2026/10/24 14:20
第8話 専属にはなれません
2026/10/24 15:20
第9話 雨の日にも、会いたい
2026/10/24 15:20
第10話 誰の手柄でもない一日
2026/10/24 16:20
第11話 契約は、ここまでです
2026/10/24 17:20
第12話 何も頼まれない休日
2026/10/24 18:20