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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

ギュイ隊長は動かない ~アルデバランの昏き贄~[連載版]

作者:瓶八
最新エピソード掲載日:2026/04/30
  

(遥かに聴く 砲声の長空を震わすを)
(隊長は端居して 豆の煮らるるを香ぐ)

砦に砲声が響き、戦線が崩壊しようとも、その男――ギュイ・アンガス分隊長は動かない。
煤けた手で鍋の蓋を支え、ただ野蒜と塩肉が煮える香りを確かめている。

「俺が見ていないものは、起きていないのと同じだ」

軍令違反の常習者、農民くさい無骨な大男、そして「動かない牛」。
新兵テオは絶望し、敵将フィデリオは疑い、上官ジャックは爪を研ぎながら「精算」の時を待つ。

だが、誰も知らなかった。
彼が守り抜く「一炊の出来」こそが、この戦場の唯一の聖域であったことを。
そして、その聖域を土足で踏みにじったとき、五月雨の森は凄惨な地獄へと塗り替えられる。

これは、一鍋の至福のために世界を敵に回した男と、その狂気に射抜かれた者たちの、泥と血にまみれた「伝説」の記録である。

「あばよ、ジョーカー。 この賭け、俺の一人勝ち」


――――――

総文字数、一万字(読了21分)。全五章・十三話仕立て。一章あたり、千~三千字(要2~7分)。一話あたり、五百~千五百字(要1~3分)。あとがき・付録つき。4/27より一章ずつ、毎夜午前二時更新。
※投稿済みの短編を連載化したものです
ギュイ行かず
1-1 不動の分隊長
2026/04/27 02:00
1-2 背中の勲章
2026/04/27 02:00
1-3 爪やすり
2026/04/27 02:00
五月雨の森の包囲
2-1 雨音を聴け
2026/04/28 02:00
2-2 正当な疑念
2026/04/28 02:00
2-3 命令遵守
2026/04/28 02:00
踏みにじられた至福
3-1 蛇の血管
2026/04/29 02:00
3-2 農民の鍋
2026/04/29 02:00
3-3 血雨の洗礼
2026/04/29 02:00
泥餐の儀
4-1 うまいか?
2026/04/30 02:00
4-2 異形の供物
2026/04/30 02:00
4-3 馬肉の羮
2026/04/30 02:00
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