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俳句 楽園のリアリズム(パート6・完結ーその3)

 
 前半(第1部)の最後となる本作では、ほかの作品以上に何度でも利用していただける仕上げとして、俳句作品をどっさり味わっていくことになります。序にあたる部分以外は余計なおしゃべりなしで150句の俳句を3句ずつ50回にわたって、そのつどほとんどがバシュラールのひとつの言葉の手助けで俳句作品だけを味わっていくという、いままでにないとても濃い内容になっています。
 150句もあるしもったいないので少しずつでかまいません。俳句のポエジーだけを連続して体験してしまうそのことが、次回から登場するふつうの詩を味わうのに十分な程度の詩的想像力や詩的感受性や詩的言語感覚を、多少時間がかかるとしても、かなり効率的に、確実にご自分のものにしてくれるはずです。俳句のポエジーは一度味わえばそれでおしまいというものではありませんし、むしろ、バシュラールに導かれて何度も読むほどに150句すべての俳句のポエジーもそれだけレベルアップすることが期待されるので、おそらく本気ではじめて読むことになるふつうの詩でいきなりレベルの高い詩的な喜びを味わってしまうためにも、本作はとくに、くりかえし活用していただくことをおすすめします。

「わたしは詩的夢想の詩学を樹立したいのである。詩的夢想の詩学! これは大きな野望である。むしろ大それた野望というべきである。なぜなら、それは詩のすべての読者に、詩人の意識をあたえるということにひとしいのだから」(ガストン・バシュラール)

 私の手柄ではなくこんふうに言っているバシュラールのおかげで、俳句のポエジーをくりかえし味わうことをとおして、私の作品の読者の方すべてに、大それたことでもなんでもなく、詩を読んで、それを書いたときの詩人の意識をあたえることが可能になったのではないでしょうか。
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