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俳句 楽園のリアリズム(パート7-その1)

最新エピソード掲載日:2025/06/28

 いよいよ後半(第2部)のはじまりです。今回の終わり近くで、どなたにも人生へのあこがれと郷愁を感じさせてくれるにちがいない私の大好きな大木実の、「陸橋」というちがう詩集に収録されたおなじタイトルの詩を2篇読んでみることになります。詩を味わうための下準備として、詩を味わうのに十分な程度の詩的な能力をご自分のものにする必要があるなんて言ってきましたが、このあと何度も読むことになる大木実の詩はやさしい散文を行分けしただけのようなだれにでもすぐに味わえる詩ですし、まだ借り物のような詩的能力でも、今回は24句の俳句のポエジーに、まるでご自分のもののように生き生きと活性化してもらった詩的想像力や詩的感受性や詩的言語感覚で、大木実の詩2篇を読んでいただくことになります。

 次回と(パート8-その1)だけは第2部でもふつうの詩は出てきませんし(パート10・全)と(パート12・全)では逆に詩だけを読むことになりますが、それ以外では、今回とおなじように俳句のポエジーに活性化してもらった詩的想像力や詩的感受性や詩的言語感覚でもって、最後に何篇か詩を味わうことになります。

 俳句ではポエジーがすべてですが、ふつうの詩や短歌では、純粋なポエジーほどではない詩情に、意味作用による人生的な感動や喜びがプラスされることになります。
 それにしても、私の作品をくりかえし読みこんでいただければそのうちいやでも両方味わえるようになるはずですが、俳句の純粋なポエジーと意味作用による人生的な感動や喜びや慰めが加味された詩や短歌の不純なポエジーと。人生を彩る、詩歌によるこのふたとおりの味わい! 人生の喜びとして、どちらのほうが上ということになるだろうか。
 味わいの質はかなり違うけれどどちらも魅惑的で、両方を本格的に味わえるようにするのが、これからの人生の楽しみのひとつになってきそうです。

 
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