俳句 楽園のリアリズム(パート1ーその1)
最新エピソード掲載日:2025/03/28
このサイトをとおして読んでいただいた方の人生と直接かかわれるだけでも意味があるとは思いますが、できるだけたくさんの方に読んでいただくために、あくまでも書籍化を目標に、原稿用紙で1200枚以上を33作品に小分けにしてすでに完結しています。
いつでも、いつまでも、気が向いたときに何度でも読めるように身近に置いていただいて、利用させてもらっている約700句の俳句をくりかえし味わっていただくほどに、読者の方の感性がしぜんと変革されて喜びの感情そのものが蜜のように甘美で味わい深いものに変わり、人生そのものをグレードアップさせるために最高に有効であり、そうして、詩的想像力や詩的感受性や詩的言語感覚がしぜんと育成され、そのうち、いやでも、ふつうの詩の愛読者になることまでが当然の結果として約束された、本にしてもらえるとしたらまったく前例のない本が誕生するはずです。
さっきパート13のこの部分に書いたことですが、おなじことを最初のここにも追加しておきます。
本になった私の作品を「一生の宝物」としてくりかえし読んでいただくことを想定して、バシュラールの言葉をずらりと並べている箇所がいたるところにありますが、気楽に読み流してください。3回目とか7回目とかその時点、時点で心から納得できる断片的な言葉が少しずつ増えていけば、それで十分。ひとつひとつの文章の意味する内容だけが私たちには重要なのであって、正直いってバシュラールの全体的な思想なんてどうでもいい。本書の目的は、とりあえずはそれなりのポエジーを味わうこと、そのうち、本格的な極上のポエジーを味わってしまうこと、ただそれだけなのですから。
ただ、俳句作品の前に添えられていてポエジーを味わうための手助けをしてくれるバシュラールの断片的な言葉だけは、そのつど、心をこめてじっくり読んでいただく必要がありますけれど。
なんでもない世界を写生しただけのような俳句作品が、結果として、幼少時代とおなじ、楽園のように美しい世界をリアルに写生してしまっているという事実に気がついたのが、「俳句 楽園のリアリズム」というタイトルの由来です。
「何ごとも起こらなかったあの時間には、世界はかくも美しかった。わたしたちは静謐な世界、夢想の世界のなかにいたのである」「世界は今もなお同じように美しいだろうか」(ガストン・バシュラール)
俳句 楽園のリアリズム(パート1ーその1)
2025/03/28 20:17
(改)