空、渡す者−−継げなかった技を継ぐ−−
最終エピソード掲載日:2026/08/22
祖父から流派を継いだ鷹匠・如月冴《きさらぎさえ》は、一羽のオオタカ・疾《はやて》と共に、都市部の害鳥駆除を生業《なりわい》としている。
だが、大口契約だった空港の仕事は、ドローンとAI(人工知能)予測を武器にする新興企業〈スカイシールド〉に奪われた。起死回生をかけて受けた大型施設の依頼で、冴はその企業の担当者・黒木と、同じ現場で並び立つことになる。
「一羽の鷹と一人の鷹匠に、安全を預ける。それを技術とは呼べない」
黒木の言葉に、冴は反論できない。祖父の技を体では受け継いだが、なぜそう判断するのか、言葉で説明したことは一度もなかった。
言葉にならない技を、どうすれば次の誰かに渡せるのか。
答えの出ないまま、冴は覚書のノートに向かう。それは、如月流を終わらせないための、たった一人の闘いだった。
だが、大口契約だった空港の仕事は、ドローンとAI(人工知能)予測を武器にする新興企業〈スカイシールド〉に奪われた。起死回生をかけて受けた大型施設の依頼で、冴はその企業の担当者・黒木と、同じ現場で並び立つことになる。
「一羽の鷹と一人の鷹匠に、安全を預ける。それを技術とは呼べない」
黒木の言葉に、冴は反論できない。祖父の技を体では受け継いだが、なぜそう判断するのか、言葉で説明したことは一度もなかった。
言葉にならない技を、どうすれば次の誰かに渡せるのか。
答えの出ないまま、冴は覚書のノートに向かう。それは、如月流を終わらせないための、たった一人の闘いだった。
第一話 「据え」
2026/08/11 23:02
第二話 「手」
2026/08/12 09:04
第三話 「手前」
2026/08/13 04:49
第四話 「賭け」
2026/08/14 09:15
第五話 「一周」
2026/08/15 09:29
第六話 「見取り」
2026/08/16 11:43
第七話 「根拠」
2026/08/17 11:24
第八話 「同じ目」
2026/08/18 12:02
第九話 「分解」
2026/08/19 13:01
第十話 「両輪」
2026/08/20 12:44
第十一話 「間」
2026/08/21 12:30
第十二話 「空、渡す者」
2026/08/22 13:39