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ハイスペ佐藤くん、この恋だけはポンコツです〜五月雨式に失礼いたします〜

最新エピソード掲載日:2026/04/23
人生は、緻密に組み上げられたポートフォリオだ。

 そう信じて疑わなかった。

 学歴、キャリア、資産形成。

 僕の世界には、説明のつかない「無駄」など存在しなかった。恋愛ですら、相手の要求するスペックを完璧に提供するだけの、ルーチンワークの一つに過ぎなかったのだ。

 あの日、潮の香りと時間の流れが緩やかな地方都市「鳴凪(なるなぎ)」への受入出向が決まるまでは。

****

「……私、私……っ。恋愛なんて、図鑑の中の出来事だと思ってたんです……っ!」

 私は巧くんの胸に顔を埋め、子供のように声を上げて泣き出した。

 感情が、五月雨式にポタポタと溢れ出す。

 初めの頃は彼は、私の言うこと全てにデスクに突っ伏して爆笑していた。
 
 都会的で、ハイスペックで、住む世界が違う王子様。

 小難しい言葉とロジックを振りまく彼と対抗しようとしていたあの頃の私に教えてあげたい。

 数ヶ月後。

 人生で一度も開いたことのない「感情の扉」をこじ開けられ、彼の熱い指先に、その唇に、溶かされるような夜を迎えることになるんだよ、と。

「……だめ、考えちゃだめ! 変態! 凛のバカ!!」

 ハイスペックで、ちょっと意地悪。

 でもここぞという時には、信じられないような強引さと奇跡で、私を連れ去ってしまう。

 これは、期限付きの「出向」から始まった、一生モノの「誤算」の物語。
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