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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

雪桜の教室は、誰の子を埋めたのか

作者:本喰 夜行
最終エピソード掲載日:2026/05/18
雪の中に咲く、季節外れの桜。
旧雪桜小中学校を改装した宿泊施設を訪れた真壁彰、二階堂壮也、九条雅紀は、そこで二階堂の高校時代の同級生・江口桜次郎と再会する。

軽口ばかりで不健康そうな教師。
だが江口は、この村で九年前に起きた児童死亡事故を知っていた。

「ねんねん桜 誰の子だ」
子どもたちが口ずさむ不気味なわらべ歌。
消えた名前。食い違う記録。語ろうとしない大人たち。
そして、雪に閉ざされた翌朝、桜の根元から一人目の死体が見つかる。

ひとつ、雪に隠して。
ふたつ、川に流して。
みっつ、枝に結んで。
よっつ、炉にくべて。
いつつ、母に返して。

これは事故なのか、復讐なのか。
それとも、誰も「子ども」として扱わなかった誰かのための、遅すぎる告発なのか。

雪はすべてを隠す。
けれど桜は、隠された罪の上にも花を落とす。

閉ざされた村で、過去と現在の殺人が重なり始める――雪桜ミステリ開幕。

一行登場人物紹介

真壁彰
警視庁捜査一課の刑事。寡黙で鋭く、江口の軽口の奥にある違和感を見逃さない。

二階堂壮也
警視庁広報課所属。江口の高校時代の同級生で、彼の“明るさ”が演技だったことを知っている。

九条雅紀
法医学者。人間の嘘と疲弊を淡々と見抜き、江口の抱える不安に最初に気づく。

江口桜次郎
旧雪桜小中学校に関わる教師。軽薄に振る舞うが、九年前の児童死亡事故について何かを覚えている。

戸倉誠一
旧雪桜小中学校の元担任。過去の事故を「事故」と言い張るが、雪桜の根元で最初の死体となる。

白石理佳
県教育委員会の職員。記録と体面を守ろうとするが、事故資料の不自然さを隠しきれない。

柿沼康夫
元PTA会長。声が大きく威圧的で、村の過去を掘り返されることを極端に嫌う。

大内医師
当時の校医。児童死亡事故の記録に関わっていたが、何かに怯えるような態度を見せる。

佐貫源蔵
村の有力者。雪桜を「村の宝」と呼び、外の理屈が村に入ることを拒む。

宮原司
地元の観光事業者。江口と過去に接点があるらしいが、その再会には不穏な温度差がある。
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