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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

赤い線の向こう側―疫病隔離施設。地面に赤い線が引かれ、越えた者は射殺される。

 疫病隔離施設の地面には、血のように赤い線が走っている。線を越えた者は射殺――それが“規則”。だが線の外にしか、家族を救う治療薬はないという噂が広がる。配給と検査、密告と祈り、正義と生存。銃口は外へ向くはずだったのに、いつしか内側に回り始める。線を引いたのは誰か。命令に従うことは正義なのか。少年ユウは、感染の疑いがある姉ミオを救うため、看護師アヤ、若い兵士リョウ、黙した司令霧島、技術者シオリ、牧師ミコシバらの本音と嘘に揉まれながら、“越境”の意味を問い直す。

・主要人物
真木ユウ(16):主人公。姉を救うため“越境”を志す。聴く力が強い。
真木ミオ(18):ユウの姉。軽症のまま悪化と寛解を反復。
九重アヤ(28):看護師。規則に従いつつ、目の前の命を守ろうとする現実主義者。
砂原リョウ(22):検疫兵。命令と良心の間で揺れる。
霧島(きりしま)大佐(50代):司令。秩序維持を最優先し、責任を一手に引き受けるタイプ。
灯(あかり)志織(30):施設技術者。監視・タレット系統の設計図を一部保持。
御子柴(みこしば)(40):牧師。祈りで群衆を落ち着かせるが、真意は読めない。
沼(ヌマ)(20代):物資の横流しを噂される情報屋的存在。

・舞台とルール
外部と内部を分ける“レッドライン”。越境=射殺(自動タレット+狙撃手+規則)。
治療薬は線の外の旧補給庫に“あった”とされる。流言が火種。
検査は毎朝。密告制度あり。配給は検査結果と労役ポイントで変動。
停電時は非常灯と手動警備に切替。規則は維持“されるはず”。
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