↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

「努力値が見える世界で、俺は今日も一人で鍛える」

作者:cherry
最新エピソード掲載日:2026/10/08
強くなりたい。

 ただ、それだけだった。

 十五歳の少年、ユート・アルヴェインには特別な才能がない。

 剣を振っても、すぐに強くなるわけではない。
 走っても、能力が劇的に上がるわけではない。
 魔法だって、まだまともに使えない。

 それでもユートには、自分の努力を数値として確認できる「ステータス」があった。

 昨日より筋力が0.01高い。
 昨日より少しだけ長く走れた。
 昨日できなかったことが、今日はできた。

 その小さな変化だけを支えに、ユートは毎日鍛錬を続けていく。

 目指すのは、冒険者。

 その理由は、幼い頃に冒険へ出たまま帰ってこなかった父・アルベルトにある。

 父が残した一冊の本――『大陸東方探訪記』。

 その最後のページには、たった一言だけ記されていた。

『もし、この先を読む者がいるなら――東の果てへ行け』

 父は東の果てで何を見たのか。
 なぜ帰ってこなかったのか。

 その答えを知るため、ユートは一人で冒険者として歩き始める。

 薬草を採り、魔物と戦い、何度も敗れ、何度も立ち上がる。

 才能のある者たちに追い越されても。
 努力しても数字が伸びない日があっても。
 自分の弱さを思い知らされても。

 それでも、今日の自分より少しだけ強くなるために。

 ――努力は、決して無駄にはならない。

 そう信じて進み続けた少年のステータスに、ある日、見覚えのない文字が浮かび上がる。

【努力行動を検知しました】

 それは、世界に隠された「ステータス」の本当の意味へと繋がる、小さな始まりだった。

 これは、何の才能も持たなかった少年が、一日一日を積み重ね、やがて世界の秘密へと辿り着く物語。

 昨日より、少しだけ強く。

 その一歩から、すべてが始まる。
1
2026/10/07 14:54
2
2026/10/07 14:57
3
2026/10/07 20:16
4
2026/10/07 20:20
5
2026/10/08 19:33
6
2026/10/08 19:41
7
2026/10/08 19:54
8
2026/10/08 20:09 (改)
9
2026/10/08 20:20 (改)
10
2026/10/08 20:25 (改)
11
2026/10/08 21:10
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。