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恋愛小説のはずでした 2

妹を泣かせないために、私が泣くのは終わりです【連載版】

作者:堀吉 蔵人
最新エピソード掲載日:2026/10/26
※同名短編の連載版です。第1〜4話は短編本文をそのまま分割して収録しておりますので、既読の方は第5話からお読みください。完結まで予約済の全24話です。

「イゼル、そんなふうに泣くな。ミレーヌが困っているだろう」
婚約者と妹が、半年前から想い合っていた。泣いた私を父が責め、妹が泣けば婚約者が慰める。挙げ句に求められたのは、二人を祝福し、円満に婚約を解消したと認める署名だった。
妹を泣かせないために、私が泣くのは、もう終わりにする。

署名を拒み、家を出たイゼル。自分で選んだ部屋に、白い鳥を二羽並べた。そんな彼女が出会ったのは、街の建物を描く建築家アドリアンだった。
好みが違っても話は続く。会える日を待ち、触れたいと思う。今度こそ、自分から好きになった人。
けれど、都での仕事を望む彼に「一緒に来てほしい」と誘われた時、思い描いていた二人の未来が食い違い始める。

そばにいてほしい。夢を諦めてほしくない。私の暮らしも、勝手に決めないで。
恋の喜びも、嫉妬も、言い過ぎた後悔も。誰かのために気持ちを呑み込んできたイゼルが、好きな人と本音で向き合う異世界恋愛。
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