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不正を暴いて婚約破棄。『広大な領地』を手に入れた私に隣国の皇子が「その領地ごと君がほしい」と甘く迫ってきて鬱陶しい。それでもあなたを信用します。

作者:夢乃舞家
最新エピソード掲載日:2026/09/30
「お前にはそれくらいがちょうどいい」

婚約者の伯爵令息ダリウスに、帳簿も家の仕事も押しつけられ、手柄はすべて横取りされてきた子爵令嬢セレスティア。
ある夜会で、使い込みの罪まで着せられて婚約破棄を言い渡された彼女は、三年分の帳簿を武器に、その場で彼の不正を暴いてみせた。

償いとして彼女が望んだのは、揉め事ばかりの国境の田舎、ミルフィールド領。
「あんな所を?」と笑われたその土地は、実は誰も知らない『広大な領地』で――。

怒れる領民、足元を見る王都の貴族たち、そして三日と空けずに通ってくる金髪の牛の買い付け人。
「セレス。その領地ごと君がほしい」
正体を明かした隣国の皇子の甘い求婚は、どう考えても領地目当て。鬱陶しいことこの上ない。

それでも――。

帳簿と交渉を武器に領地を立て直す令嬢と、笑顔の裏に何かを隠した皇子の、国境の田舎から始まる恋と逆転の物語。
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