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プラハ綺譚 ――陰陽師と錬金術師の盟約――

作者:まるす
最新エピソード掲載日:2026/11/02
土御門晴親は安倍晴明を開祖に持つ陰陽師の末裔。三本の尾を持つ狐の式神、榊とともに錬金術の聖地プラハを訪れていた。
目的は蘆屋家に奪われた十二天将を取り戻し、榊と旧友を再会させることだった。
一方、錬金術師のマグヌス=ティア=ホーエンハイムもまた、相棒であるホムンクルスのアタノールとともにプラハを訪れていた。
亡き母の悲願である万能の霊薬アルカヘストを錬成するため、その素材となる太陽の花――賢者の石の手がかりが、プラハのゴーレム伝説に隠されていると考えたからだ。

そんな二人が偶然出会い、互いの目的を果たすため一時的に協力することになる。息が合わないながらも調査を進めた結果、プラハの地下都市で伝説のゴーレムを発見する。
だが、ティアは賢者の石の情報と引き換えに、晴親が追う蘆屋道継と密約を交わしていた。目的のために晴親を裏切り、ゴーレムを起動するティア。晴親は最強の式神、酒呑童子で応戦するも容易く敗北してしまう。

道継にゴーレムを差し出すティアだったが、その核こそ彼女の探し求めていた賢者の石だった。
まんまと出し抜かれたティアは晴親に助けを求め、二人は再び手を組む。

その後、道継はプラハ中から集めた呪力と賢者の石を利用し、人外の存在へと変貌する。圧倒的な力に苦戦する二人だったが、陰陽術や錬金術、あるいは式神の力を駆使して反撃する。

追い詰められた道継は、ついに十二天将の一柱、六合の召喚に成功する。しかし六合は道継ではなく、旧友の榊と晴親の側についた。人外の力を失った道継は晴親に打ち倒される。

戦いの末、ティアは砕けた賢者の石を自ら捨て、己の手で賢者の石を錬成することを誓った。

事件後、晴親とティアは式神の榊、ホムンクルスのアタノールとともに旅立つ。
目が合えば喧嘩ばかり、口を開けばいがみ合ってばかりの陰陽師と錬金術師の珍道中は、まだ始まったばかりだった。
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