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この無能!仕事が遅いぞ!と罵られた公爵令嬢は、婚約破棄されて自由を手に入れる。今まであなたの仕事もしていたのは私ですよ~どうなっても知りませんわ

作者:山田 バルス
最新エピソード掲載日:2026/09/08
未来の王太子妃として、幼い頃から厳しい教育を受けてきた公爵令嬢アリーゼ。
礼儀作法、外交、経済、法律――国の未来を背負う覚悟で、毎日努力を重ねていた。

ところが婚約者である王太子ランスロットは、そんな彼女に自分の仕事まで押しつけるようになる。

「これくらいできないようでは、王太子妃など務まらないぞ」

睡眠を削り、学院にも通えなくなっていくアリーゼ。
一方、ランスロットは学院で愛らしい男爵令嬢シャルミナと親しくなり、彼女を「優しい」と褒め続ける。

「シャルミナは、私の気持ちを分かってくれる」

誰もが、王太子に愛されるシャルミナと、仕事もできないアリーゼを比べるようになっていった。

しかし――すべては仕組まれていた。

アリーゼが無能に見えるよう、王太子の側近レオポルドが密かに仕事を押しつけていたのだ。

そしてついに、アリーゼは王太子妃の座を失うことになる。

けれど彼らはまだ知らない。

必死に努力してきたアリーゼが、本当は誰よりも優秀な令嬢だったことを。

婚約破棄のその日から、アリーゼの人生は大きく動き始める――。

そして、彼女を見下していた王太子たちは、自分たちが何を失ったのかを思い知ることになる。
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