四百年眠っていた俺、目覚めたら魔導鎧の黒騎士になっていた 〜善意で人を助けるたび、なぜか伝説だけが大きくなっていく〜
最新エピソード掲載日:2026/08/05
目が覚めたら、四百年が経っていた。
しかも、禍々しい黒の魔導鎧と、一体化していた。
四百年前、俺は仲間を逃がすため、たった一人で戦場に残って死んだ。勇者と共に魔神と戦った剣士、ルクス・ウェイン。歴史に、その名は残っていない。
出会う者すべてに悲鳴を上げられながら、置き去りにされた新米治癒術士を助け、燃える町から母子を救い出す。ルクスにとっては、ただ助けを求める声に応えているだけ。
なのに、気づけば。
助けられた町の人々が語り、吟遊詩人が歌い、噂が噂を呼んで──ルクスの知らないところで、"深紅のマントを纏う黒騎士"の英雄譚が、勝手に完成していく。火から救い出した母子は、いつのまにか何百人もの民に。町を襲った魔物の群れは、いつのまにか千の軍勢に。隣で人々の傷を癒やした新米治癒術士は、なぜか"聖女様"と呼ばれはじめる。
「待ってくれ。動く鎧と、新人の治癒術士。それがどうして、"黒騎士"と"聖女様"になるんだ……?」
善意で人を助けるたび、伝説だけが、どんどん大きくなっていく。
しかもその伝説は、めぐりめぐって、王国の思惑まで巻き込んでいって──。
神にも聖剣にも選ばれなかった、ただの凡人。その男が四百年後の世界で、本人の意図とは無関係に、伝説になっていく物語。
しかも、禍々しい黒の魔導鎧と、一体化していた。
四百年前、俺は仲間を逃がすため、たった一人で戦場に残って死んだ。勇者と共に魔神と戦った剣士、ルクス・ウェイン。歴史に、その名は残っていない。
出会う者すべてに悲鳴を上げられながら、置き去りにされた新米治癒術士を助け、燃える町から母子を救い出す。ルクスにとっては、ただ助けを求める声に応えているだけ。
なのに、気づけば。
助けられた町の人々が語り、吟遊詩人が歌い、噂が噂を呼んで──ルクスの知らないところで、"深紅のマントを纏う黒騎士"の英雄譚が、勝手に完成していく。火から救い出した母子は、いつのまにか何百人もの民に。町を襲った魔物の群れは、いつのまにか千の軍勢に。隣で人々の傷を癒やした新米治癒術士は、なぜか"聖女様"と呼ばれはじめる。
「待ってくれ。動く鎧と、新人の治癒術士。それがどうして、"黒騎士"と"聖女様"になるんだ……?」
善意で人を助けるたび、伝説だけが、どんどん大きくなっていく。
しかもその伝説は、めぐりめぐって、王国の思惑まで巻き込んでいって──。
神にも聖剣にも選ばれなかった、ただの凡人。その男が四百年後の世界で、本人の意図とは無関係に、伝説になっていく物語。
第一話 四百年目の起動
2026/07/26 22:00
(改)
第二話 冒険者と書いてチンピラと読む
2026/07/27 22:00
第三話 行かなきゃ後悔する
2026/07/28 22:00
第四話 詩のはじまり
2026/07/29 01:00
(改)
第五話 噂話には尾鰭と背鰭と手足もついてくる
2026/07/29 22:00
(改)
第六話 役者たちのハートに火を点けて
2026/07/30 22:00
(改)
幕間 遅刻した正義は出演者に喝采を
2026/07/31 22:00
第七話 夜を駆ける鉄屑の山
2026/08/01 22:00
(改)
第八話 手負いの黒獣が東に吼える
2026/08/02 21:00
第九話 朝が告げる終幕
2026/08/04 22:00
第十話 星が瞬くこんな夜に
2026/08/05 23:22
(改)