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万年馬丁のおっさん、配置換えで竜厩舎に回されたら王国中の竜が俺にしか懐かなくなった ~騎士様が頭を下げに来るけど、俺はただ世話をしてるだけです~

作者:さくらろ
最新エピソード掲載日:2026/09/09
四十三歳のダグは、二十年間、騎士団の馬厩で掃除と餌やりを続けてきた。昇給もなく、名前の代わりに呼ばれるのは「馬糞のおっさん」。そんな彼に命じられたのは、誰も近づきたがらない北の竜厩舎への配置換えだった。
怒り続ける黒竜に、ダグは剣も魔法も向けない。水桶を置き直し、餌の時刻を守り、痛む場所を見つける。馬たちにしてきたことを、今日も続けただけ。それなのに、竜は彼の前で頭を下げた。
騎士に名前を呼ばれ、給料袋が重くなり、自分だけの部屋の鍵を渡される。幼竜の成長、飛べなくなった老竜、遠い砦からの依頼。頼られる仕事が増えるにつれ、ダグは、褒め言葉も休みも受け取っていいことを知っていく。
二十年間の手の働きを見つけてもらえた男が、自分の居場所と、その先の暮らしを手に入れる物語。
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