追放された王宮給糧官は、冷めたスープで辺境砦を勝たせる
最新エピソード掲載日:2026/06/15
王宮軍の給糧官リオネルは、派手な戦功を好む王太子に「兵の胃袋しか見ていない役立たず」と追放される。流れ着いたのは、補給線が切れ、士気も食料も尽きかけた北辺の灰嶺砦。彼は魔法でも剣でもなく、在庫、炊き出し、保存食、湯気の立たない冷めたスープから、砦の敗因を見抜いていく。食えない軍は勝てない。捨てられた給糧官は、名もない兵士たちの一食を守りながら、王国の戦争そのものを立て直す。
追放の日、スープはもう冷めていた
2026/06/01 23:10
倉庫の南棚には、敗因が積まれている
2026/06/02 23:10
夜番の胃袋は、砦の城壁より先に崩れる
2026/06/03 23:10
斥候の足跡は、空腹の形をしていた
2026/06/04 23:10
炊き出しの列を曲げれば、矢の雨も曲がる
2026/06/05 23:10
負傷兵には、勝利より先に粥を出す
2026/06/06 23:10
商人の秤は、砦の命を軽く量る
2026/06/07 23:10
王都から届いた命令書は、塩より軽い
2026/06/08 23:10
古い燻製小屋には、冬を越す答えが残っていた
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敵の大鍋を空にすれば、突撃は止まる
2026/06/10 23:10
王太子の軍旗は、空腹を隠せない
2026/06/11 23:10
砦の食卓には、敵味方を分ける線がある
2026/06/12 23:10
停戦交渉の卓には、同じ鍋の湯気を置く
2026/06/13 23:10
補給線を切ったのは、敵ではなく王都だった
2026/06/14 23:10
冷めたスープから始まった砦の勝利
2026/06/15 23:10