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完結作品「長編」

冴えない俺と、ミライから来たあの娘

作者:木立 花音
 ──結ばれないとわかっていたのに、それでもあなたに恋をしました。

 ルックスは平均点。営業成績は落第点。全てが凡庸なサラリーマン秋葉悟(あきばさとる)。クリスマスを控えたある夜、彼の元に葛見千花(くずみちか)と名乗る女子高生が現れる。
 彼女は秋葉に、「私は未来からやって来たあなたの娘です。一週間だけ、ここに泊めて下さい」と告げた。
 25歳の青年と、18歳の女子高生。時を超えて巡り会った親子は、一週間の共同生活を送ることになる。

 クリスマスデート。二人で海を眺めて語り合う休日。一緒の布団で身を寄せ合い迎えた最後の一夜。夜明けとともに予告なく訪れた別れの先で、彼がたどり着いた結末とは? そして千花が戻ったミライの世界で彼女を待っていた物とは?

 これは、定められた運命と予定調和の中で揺れ動く、〝決して〟結ばれる事のない二人の恋の物語。

※アルファポリス主催、第11回ドリーム小説大賞【奨励賞】受賞作品。
※表紙用のイラストは、(SKIMA)を利用してmu様に描いて頂きました。
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