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つむぎのそば〜正庵からつむぎ庵へ〜

作者:八雲 海
最終エピソード掲載日:2026/05/24
東京でOL十年の竹内紬、二十七歳。お父さんの危篤の知らせで別府に帰ると、三十年続く蕎麦屋「正庵」を継いでほしいと頼まれた。約束した翌日、お父さんは逝った。
いざ厨房に立つと、レシピが何もない。お父さんは全部、頭の中に入れていたから。
途方に暮れた紬が頼ったのは、三年前に喧嘩別れしたお父さんの元弟子、耕二。四十歳、ぶっきらぼうで口が悪い。でも、お父さんの蕎麦の味を知る唯一の人間だった。
毎日失敗しながら、泣きながら、諦めずに蕎麦を打ち続ける紬。少しずつ変わっていく耕二。そして、お父さんが遺してくれたもの。
読んだ後に、明日また頑張ろうと思える。別府発、人情蕎麦物語。全十二話完結。
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