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浮気相手の看病で夜会をすっぽかされたので、別の殿方と結婚することにしました

作者:月雅
最終エピソード掲載日:2026/10/16
「男爵令嬢のマリアが熱を出したから看病に行く。夜会にはお前一人で行け」
――浮気相手を優先した婚約者からの手紙を破り捨て、私は一人で大広間の扉を押し開けた。

エスコートを放棄され、悪役令嬢として嘲笑の的となった私、エレナ。
私は前世での知識を生かして、婚約者の荒れた屋敷を光と風の巡る名邸に整えては貢献してきた。
それなのに、返ってきたのは「出しゃばり悪女」という罵倒と成果の横取り。
もう我慢の限界である。

一人佇む私の前に音もなく跪いたのは、極度の人嫌いと不眠症で恐れられる最高位の美形公爵、ヴィンセント様。

「以前、君の整えた客間に泊まった時、私は生涯で初めて深く眠れたんだ。……私の薄暗い屋敷を好きにしていい。どうか、私の妻になってくれないか」

あんな愚かな男を捨てる絶好のチャンス!
私は喜んで、公爵邸を再生させるための契約結婚に応じることに。

採光・換気・色彩・動線――前世知識と技術で陰鬱な幽霊屋敷を極上の癒やし空間へと生まれ変わらせた結果、公爵様は骨抜きになり、激甘な溺愛を開始する。

一方、私を手放し浮気相手と暮らし始めた元婚約者の屋敷は、換気も動線も最悪なゴミ屋敷と化し、国家機密文書を紛失して勝手に自滅・破綻していた――。
第3話「幽霊屋敷」
2026/10/16 21:05 (改)
第6話「溢れる甘情」
2026/10/16 21:06 (改)
第7話「破綻の足音」
2026/10/16 21:06 (改)
第9話「完全なる断罪」
2026/10/16 21:06 (改)
第10話「光の満ちる家」
2026/10/16 21:06 (改)
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